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日本品質保証機構がローコード開発ツール導入、内製でペーパーレス環境構築


一般財団法人日本品質保証機構(JQA)は、楽々Framework3を用いて管理業務をデジタル化し、紙運用の削減と業務効率化を推進しています。ISO/IEC 17025の規格維持に向け、内製によるシステム開発が必要な中、ローコード開発基盤である楽々Framework3は専門知識なしで開発が可能で、電子承認システム「楽々WorkflowII」と連携することで承認業務の効率化も実現しました。結果として、大量の紙資料が必要だった運用が縮小され、組織全体の効率化に大きく寄与しています。JQAは楽々Framework3を使用して文書管理や管理者管理システムを開発、今後も引き続きデジタル化を進める方針です。

一般財団法人日本品質保証機構(JQA)は、住友電工情報システムが提供するローコード開発基盤「楽々Framework3(らくらくフレームワークスリー)」を導入し、紙運用を大幅に縮小して業務効率化を進めています。

JQAは、校正証明書の国際的な信頼性を担保する規格「ISO/IEC 17025」を維持するにあたり、膨大な紙資料を扱う管理業務の効率化を大きな課題としていました。しかし、「ISO/IEC 17025」の運用には専門知識が必要なため、外部委託ではなく内製によるシステム開発が求められる状況でした。そこで選定されたのが楽々Framework3です。このローコード開発基盤を導入すれば、高度なプログラミングスキルを持たなくても内製でシステム開発が可能であり、さらに電子承認システム「楽々WorkflowII」と連携させることで承認業務の効率化も期待できると判断したからです。

現在JQAでは、楽々Framework3を用いて「文書管理システム」や「管理者管理システム」などを開発し、膨大な紙運用に依存していた管理業務をデジタル化しています。その結果、これまで大量の紙を必要としていた運用が大幅に縮小され、組織全体での業務効率化に大きく貢献しています。今後は、さらに楽々Framework3による開発を加速させ、より一層のデジタル化を進めていく方針です。

JQAは、1957年に財団法人日本機械金属検査協会として設立され、公正な第三者適合性評価機関として、マネジメントシステムや製品、環境などに関する認証、試験、検査などを実施しています。ISO9001、ISO14001などのマネジメントシステム認証の総審査件数では国内最多(JQA調べ/2023年3月末時点)の実績を誇り、国内最大級の計測器校正機関でもあります。

なお、楽々Framework3は部品組み立て型の純国産ローコード開発基盤で、視覚的に部品を組み合わせることでプログラミングなしにWebアプリケーションを開発できます。情報共有ツールから基幹系システムまで幅広く対応でき、4,900ライセンス・870社以上(2023年3月時点)の導入実績があります。

レポート/DXマガジン編集部折川

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