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収穫から葉かき作業まで自動化する多機能ロボット導入、収穫速度は従来比2倍を見込む


inahoはエア・ウォーター農園 安曇野菜園に10台のマルチ台車ロボットを導入し、収穫作業や管理作業の効率を向上させています。このロボットは大型圃場での自動化ソリューションとして開発され、レール上を自動で移動して収穫や葉かきなどの作業を自動化します。収穫モードと管理作業モードを切り替えることで、年間を通じた作業効率化を実現し、理論的には収穫速度が最大2倍に向上、人員削減が最大50%可能です。これによって作業のばらつきを解消し、安全性と標準化を図ります。inahoはAIを活用した自動化技術で農業の人手不足問題に貢献する方針です。

inahoはエア・ウォーター農園 安曇野菜園に対し、収穫作業や管理作業の効率を大きく向上させるマルチ台車ロボットを10台導入しました。国内最大級の大型圃場での利用に適した自動化ソリューションとして開発されたこのマルチ台車ロボットは、レール上を自動走行し、収穫や葉かきなど幅広い作業の自動化を実現するものです。

本製品の特長としては、収穫モードと管理作業モードを切り替えて利用できるため、収穫期以外にも葉かきや定植作業、撤去作業など年間を通じて作業を効率化できる点が挙げられます。理論値ベースでは、従来比で最大2倍程度の収穫速度の向上が見込まれ、葉かき作業においては運用方法次第で最大50%の人員削減も期待されています。こうした成果を通じて、作業スピードが作業者によってばらつきがあるという課題を解消し、高所での作業の安全性を高めながら業務を標準化・安定化できる効果が期待されます。実際の効率化の度合いは栽培環境や運用方法によって異なるものの、同社がこれまで培ってきた自動化技術を活用することで、人手不足や重労働に悩む農業現場の支援に大きく貢献すると見込まれています。

inahoはこれまでにもAIを活用した自動収穫ロボットなど複数の生産者向けサービスを展開しており、今回のマルチ台車ロボット10台の納入を機に、さらなる農業現場の自動化・効率化を推進していく方針です。農業分野における人手不足の解消と持続可能な生産体制の構築に取り組みながら、今後もテクノロジーを活用した新たなイノベーションを目指していくとしています。

レポート/DXマガジン編集部折川

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