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今、面白い無料マンガはコレだ! 2017必読BEST5。マンガ好きは絶対読むべき


無料マンガアプリはたくさんあるけど、作品が多すぎてどのマンガを読めばいいかわからない。そんな悩みを解決するべく始まった、オススメマンガを紹介する連載企画「今、面白い無料マンガはコレだ!」。今年も1年、いろんなマンガを読んできました。



というわけで今回は、2017年に面白かったマンガ5本を筆者の独断と偏見で選抜! 絶対に読んでほしいオススメ作品をご紹介します。


「今、面白い無料マンガはコレだ!」連載一覧はこちら




『青のフラッグ』大切な気持ちを言葉にできない。爽やかで苦しい純愛青春ストーリー


まずは、宝島社の「このマンガがすごい! 2018」にもランクインした、少年ジャンプ+の『青のフラッグ』をピックアップ。











高校3年生の春。主人公・一ノ瀬 太一は、同じクラスの空勢 二葉から相談を受ける。



「三田くんってどんな人ですか?」



太一の幼馴染・三田 桃真(通称トーマ)は文武両道で容姿端麗、常に女子たちの注目を集める学年一のモテ男子。トーマとはなんとなく疎遠になっていたのだが、流れで空勢さんの恋愛に協力することになってしまう。











トーマのために努力する、ひたむきな空勢さん。その姿を見て、少しずつ特別な感情を持ち始める太一。



進路、受験、人生の選択。たくさんのことに迷い悩む高校3年という季節に、3人の純愛物語が始まる……。











甘~い王道の青春ラブストーリー……ではありません!!



いや、筆者も最初はそう思っていましたが、読み進めた先に待っていたのは胸をギューっと締め付けるような切ない想い。一癖も二癖もある青春物語に仕上がっています。



トーマの見つめる先にいるのは……。こんな展開を少年マンガでやってのけるとは驚きです。



作者は週間少年ジャンプで『クロス・マネジ』『バディストライク』を連載していたKAITO先生。感情の表現がとても繊細で、言葉のないシーンでも表情や仕草だけでぐわっと心に沁み込んできます。



純粋で、優しくて、苦しい。爽やかなだけじゃない彼らの青春模様から目が離せません!



青のフラッグ


掲載アプリ:少年ジャンプ+(隔週水曜更新)

ジャンル:ラブストーリー

作者:KAITTO











価格
Appstore: 無料
GooglePlay: 無料











『ふたりモノローグ』深すぎる愛に笑いが止まらない。言葉選びのセンスが極上!


純愛の次は狂気に満ちた愛を。2つめに紹介するのはサイコミで連載中の『ふたりモノローグ』。











地味で目立たない女子高生・麻積村(おみむら)ひなたと、隣の席に座るクールなギャル・御厨(みくりや)みかげ。2人は小学生時代の友人だったが、いろいろあって疎遠に……。



高校で再開を果たしてお互い仲良くなりたいと思っているのに、ギャルに変貌したみかげにひなたはおびえ、みかげはみかげで気持ちを上手く表現できず……。想いがすれ違いまくる学園友情(ラブ?)コメディです。











とにかくみかげのひなたに対する愛が深すぎてシビれます。上はひなたが初めてメガネをかけてきた時の1シーン。たったそれだけなのにこのテキスト量! 詩人か? 文豪か?



ひなたを尊い存在と崇め奉り、一挙一動に悶絶する様子が可笑しすぎ。言葉のチョイスにセンスが溢れていて、大げさじゃなく、読んでいると声を出して笑ってしまいます。作者の語彙力に脱帽。











そして2人の仲に華(?)を添える佐呂間 由依(さろまゆい)もヤバすぎぃ! ひなたとみかげを見守りながらも、脳内でとんでもない妄想を膨らませ暴走。こちらはこちらで、みかげとはまた違うワードセンスで笑わせてくれます。黙っていれば美少女なのに……。



とにかく登場人物たちのモノローグ(心の中のひとりごと)が行き交ってぶっとびまくりの作品ですが、たま~に胸キュンな友情エピソードを組み込んでくるのがニクいところ。絶妙な塩梅だからこそ、登場人物たちの”サイコみ”もより強調されます。



ちなみにAbemaTVにて今年、福原遥さん・柳美稀さんW主演で実写ドラマ化がされました。無料で見られるので、併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。



AbemaTV「ふたりモノローグ」



ふたりモノローグ


掲載アプリ:サイコミ(毎週土曜)

ジャンル:コメディ

作者:ツナミノユウ











価格
Appstore: 無料
GooglePlay: 無料











『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』オレたちも犯人も総ツッコミ。あの事件の悲喜こもごも


推理ミステリーマンガの金字塔『金田一少年の事件簿』。筆者も愛してやまない作品なのですが、読んでいると「それはムリあるだろ!」と思わずツッコんでしまうこともありますよね。



それ、犯人自身も思ってたみたいです。



金田一シリーズのスピンオフ『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』がマガジンポケットで今年7月から始まりました。











今までに登場した犯人たちを主人公に据え、事件の裏側を描くコメディ作品。オペラ座館、学園七不思議、蝋人形城、雪夜叉伝説など、名事件の数々が犯人視点で語られます。











「そんなことできるんかい!?」「妖しすぎるでしょwww」と読者たちが思っていたことを、犯人たちが代弁してくれるのがなんとも滑稽。



本編を知らないとまったく楽しめませんが、熟知していればいるほど面白さがにじみ出てくる作品です。読み終わったら、きっと本編を久しぶりに読み返したくなるでしょう。











絵のタッチが初期金田一に寄せてあるのも、古参ファンには嬉しいポイント。昔は今より少し丸みを帯びていたんですよね。



なお事件の順番は本編と違うので、次にどの事件が来るかは予測不能。筆者が一番見たかった雪夜叉伝説の氷橋はやってくれたので、次は「金田一少年の殺人」のドアを使ったトリックや、「魔犬の森の殺人」の犬笛トリックあたりを読みたいかなーなんて。



とにかく、金田一ファンは要チェックの作品です!



金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿


掲載アプリ:マガジンポケット(毎週水曜更新)

ジャンル:コメディ

原作:天樹征丸、金成陽三郎

漫画:船津紳平











価格
Appstore: 無料
GooglePlay: 無料











『シークレットコード 不機嫌な暗号探偵』暗号に秘められた想い。心あたたまる優しい探偵物語


(いろんな意味で)殺伐とした作品が続いたので、お次はあったかハートフルな作品をご紹介。マンガワンで連載中の『シークレットコード 不機嫌な暗号探偵』です。











暗号解読事務所を営む千董生紺一郎(ちとせこんいちろう)の元に舞い込んできた様々な暗号解読の依頼を、助手のモモと解読していくミステリーマンガ。



私利私欲にまみれたドロドロした暗号は登場しません。それぞれの暗号に隠されているのは、人々のあたたかな想いとドラマ。そういう意味ではミステリーと言うより、ヒューマンドラマに近い作品かもしれません。











第1話の最後に書かれていた「人に内緒にしたいこと、特定の人だけに伝えたいこと……そんな誰もが持っている気持ちが込められたもの」という作者さんのコメントが非常に印象的です。



自分にはまったく関係のなさそうな暗号も、なんだかちょっと身近なもののように思えてきます。











無愛想でクールな紺一郎が、助手のモモの前では優しい顔を見せるところも良ポイント。思わずこちらも笑顔になってしまいます。



作品全体に優しい空気が漂っていて、きっと貴方のハートもポッと温めてくれるはず。少し古めにも感じる、りぼんやなかよしなどの少女マンガを彷彿させる絵のタッチも、作品と調和していい方向に作用しています。



癒しが欲しい方にオススメ!



シークレットコード 不機嫌な暗号探偵


掲載アプリ:マンガワン(隔週月曜更新)

ジャンル:ミステリー、ドラマ

作者:とりこぼ縞屋











価格
Appstore: 無料
GooglePlay: 無料











『あえじゅま様の学校』これはデスゲームではない! 不条理ブラックジョークに戦慄


最後に紹介するのは、連載開始当初に物議を醸した少年ジャンプ+の『あえじゅま様の学校』です。



少年ジャンプ+に限らず、マンガアプリ界隈ではデスゲーム系が乱発されており、本作も「またデスゲームか」と一部の人たちから反発の声が上がっていました。



いやいや、待ってください。ちゃんと読み進めればわかります。これはデスゲームものにあらず! もっと不条理で、ミステリアスで、ホラーな作品ですよ。











20歳のフリーター・寝屋川朔(ねやがわ さく)はある日、バイトの同僚に騙され見知らぬ村へと誘拐されてしまう。



そこで待ち受けていたのは、年齢も職業もバラバラの24人と「あえじゅま様」と呼ばれる山の神との学園生活。











あえじゅま様の異質さ以外はいたって普通の村。村人たちの人当たりもよく、拘束されることも、脅されることもない。これは本当に誘拐なのだろうか?



しかし、そんな甘い考えは「退学処分」を目の当たりにして吹き飛んでしまう。



あえじゅま様にあっけなく食べられてしまうクラスメイト。これは現実なのか? 村の目的は? 村から脱出する方法は? 恐怖の学園生活が始まる……。











本作の主題は命をかけた駆け引きではなく、村の目的を紐解いていくミステリー要素です。



突拍子のない設定にはもはや笑いすら感じますが、どうやら村人たちは何かを確かめようと(?)している様子。彼らの思惑が気になって仕方がありません。



また、村と対立するであろう東京の刑事たちの存在も重要なキー。あえじゅま様とどう対峙していくのか。これからの展開を、さらに面白くしてくれるのではないかと期待させてくれます。











そして、作品全体の不穏な雰囲気を引き立てるのが、不釣り合いなはずのギャグ要素です。世界観を壊してしまうのではとも思いますが、不思議なことに、非現実感を強調させて恐怖をより濃厚にしています。



ブラックジョークと鳥肌の立つ不気味さ。今までにないマリアージュがどう昇華されるのか、今後の展開に注目していきたい新作です。



あえじゅま様の学校


掲載アプリ:少年ジャンプ+(隔週土曜更新)

ジャンル:サスペンス

作者:鈴丸れいじ











価格
Appstore: 無料
GooglePlay: 無料










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