ランナーの四肢をバラバラに操作することで、エスパー伊東も真っ青な動きをするアクションゲーム『QWOP』などなど。独特なモーションの激ムズゲームを世に生み出してきた開発者Bennett Foddy氏が、新作ゲームをリリースしました。
その名も『Getting Over It』。この記事では、レビューと4つの攻略テクニックを紹介します。
※『Getting Over It』はApp StoreとSteamで購入できます(2017年12月8日時点)
▲ただ前に進むだけでも苦戦したQWOP。今作はどれくら鬼畜度が増しているのか……?
『Getting Over It』ってどんなゲーム?
まずはゲームの概要から。
本作の主人公は、下半身が釜にスッポリと入った裸の男性。偶然はまってしまったのか? 遊び心で入ったら抜けなくなったのか? その真相は闇の中。
手に持ったハンマーを駆使して、岩場を進んだり崖を登ったりしていきます。最終的なゴールはなんと”宇宙”。この無駄なスケールのでかさが、バカゲーの良さでもあります。
画面をスワイプすると、その動きに合わせてハンマーの先端が動きます。オールで漕ぐようにハンマーを回して前に進んだり、ハンマーをピッケルみたいにして崖登りしたりと……使いこなすのが難しい!
「足が使えないというのが、これほど大変なのか!」と思わせるほど、ハンマーだけで移動するのは至難の技です。数十分かけて登った崖から、地上へ真っ逆さまに落ちたときは「ぬぉぉぉぉ!」と叫びたくなるほど。
ですが、そのイライラ感が鬼畜ゲームの醍醐味。ロッククライマーみたいに颯爽と登れたときの達成感は、筆舌に尽くしがたいものがあります!
攻略テクニック
始めたばかりだと、どう登ればいいか見当がつかないと思うので、いくつか攻略のテクニックを紹介していきます。
1. 登るときの基本テク『回転登り』
例えば、目の前に木があって登れない……。そんなときは「回転登り」を使いましょう。
ハンマーを目線よりも上にある枝に引っかけて、主人公の周りを大きくなぞるようにしてスワイプします。すると……
自分よりも遥かに背の高い木にも、登ることができました!
上手に登るコツとしては、
・なるべく大きく回転させる
・回転の後半はスピードを上げて、飛び上がる勢いをつける
この2つを意識すると、登りやすくなるでしょう。
2. 高い所に届かないときの秘技『セルフジャンプ』
ゲームを進めていくと、高くてハンマーが届かない場所に出くわします。そんなときは、己の力で高く跳べる「セルフジャンプ」が有効的。
ハンマーの先端を足元に持ってきて、地面を押すように一気にスワイプします。
そうすることで、押し上げるように高くジャンプできます。
ちなみにテクニックとして、スワイプする方向を変えることで、ジャンプ角度の調節が可能です。斜めに跳びたいときは、左下へサッとスワイプすればOK。
3. 集中力を保ちたいときは『字幕カット』
ゲーム中の演出の一つで、ナレーションと字幕が入ることがあります。集中力が散漫になってしまうので、これらの演出は消しておくのがオススメ。
左上のポーズボタンを押して、設定画面を開きます。「字幕」をオフにして、「ナレーションの量」のバーを左端に持っていきましょう。
ちなみに、ここで感度の調節もできるので、自分の好みに合わせておくと良いですよ。
4. ルート取りが非常に大事『マップの把握』
基本的には上へ上へ行けば正解なのですが、空中に浮かんだ雪玉を跳び移っていくルートなど、初見ではどこに進めばいいのか分からない場所がいくつかあります。
YouTube上で『Getting Over It』のタイムアタック動画がアップされているので、そのルートを参考にすると良いでしょう。YouTubeで『Getting Over It speedrun』などと検索してみてください。
「回転登り」と「セルフジャンプ」だけで、理論的には攻略可能!
他のタイムアタック動画を見ても、基本的には「回転登り」と「セルフジャンプ」を駆使していました。理論的には今回紹介したテクニックだけで攻略できるのですが……まぁ、言うのは簡単ですよね。
おそらく、ほとんどの人がクリアに数時間~数日はかかると思います。ですが、オートセーブ機能があるので途中で休憩できるのはありがたいです! ゆっくり時間をかけながら全クリを目指してみては?