愛犬の病気を放置していませんか?
「気になってはいるけれど、何となく様子を見てしまっている…」そんなふうに、犬の病気を放置してしまっているケースは少なくありません。
愛犬が痛がったり苦しんだりしていないと、「大したことはないのかも」と思ってしまうこともあるでしょう。また、「命に関わる病気ではない」と分かると、罪悪感が薄れ、ついそのままにしてしまう飼い主さんもいます。
しかし実際には、飼い主が気づかないまま、犬が病気に苦しんでいるケースもあります。
この記事では、犬がかかりやすく、なおかつ飼い主にも気づかれにくいために放置されやすい、注意すべき病気をご紹介します。
絶対に放置してはいけない犬の病気
1.歯周病
3歳以上の犬の約8割がかかっているとされる歯周病。進行性の病気であり、放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
主な症状は、口臭・歯茎の腫れ・出血など。正常な犬の口の中には、ほとんどニオイがありません。愛犬の口臭が気になる場合は、歯周病のサインかもしれません。
歯周病は以下の4段階に分けられます。
- 歯肉炎…歯茎が赤く腫れ、歯磨きで出血する
- 軽度の歯周炎…口臭が目立ち始める
- 中度の歯周炎…膿が溜まり、強い口臭がある
- 重度の歯周炎…歯石がこびりつき、麻酔下での歯石除去が必要に
さらに、歯周病菌が血流を通じて全身に回ると、心臓・肝臓・腎臓の疾患を引き起こすリスクも指摘されています。すでに持病のある犬では、症状が悪化する原因になることもあります。
少しでも気になることがあれば、早めに獣医師へ相談し、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。
2.胃拡張・胃捻転症候群
大型犬に多く見られるこの病気も、絶対に放置してはいけません。胃が膨張し、ねじれることで食べ物やガスが排出されなくなり、血流障害を起こして臓器が壊死してしまう危険な病気です。
最もわかりやすい症状は、お腹の膨張。胃の中にガスがたまり、お腹が張って見える状態です。
進行は非常に速く、数時間で命を落とすこともあるため、すぐに動物病院を受診する必要があります。
主な原因は「食後の運動」とされています。食後は静かに過ごさせ、運動やおもちゃ遊びを避けることが大切です。
また、以下のような症状がある場合は、迷わず病院を受診してください。
- 食後に繰り返し嘔吐しようとするが吐けない
- 苦しそうにしている
- お腹が急に膨らんだ
- ぐったりして動かない
まとめ
絶対に放置してはいけない犬の病気を2つ解説しました。
- 歯周病
- 胃拡張・胃捻転症候群
「こんなことで病院に行くのは大げさかも…」と感じることがあるかもしれません。しかし、犬はとても我慢強い生き物です。本格的な症状が現れる頃には、すでに重症化していることも少なくありません。
愛犬の健康と命を守ることができるのは、飼い主であるあなたです。普段から小さな変化にも目を配り、定期的な健康診断や予防ケアも忘れずに行いましょう。
気になることがあれば、どんなに些細なことでも、遠慮せず動物病院に相談してくださいね。
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