しつけができていない犬の共通点
指示に従わない
しつけができていない犬は、飼い主さんの指示に従うことができません。しかし、それほど難しい指示をこなせる必要はありません。「呼び戻し」「オスワリ」「マテ」「ハウス」といった基本の指示のしつけができているだけで良い子と言えるでしょう。
逆に、ドッグランなどで飼い主さんが必死で呼んでいるのに、聞こえないように走り回っている子を見ると「しつけができてないのかな」と感じてしまう飼い主さんもいます。
無駄吠えをする
犬と暮らすうえでトラブルの原因になりがちなのが無駄吠えです。特に「ごはんが欲しい」「散歩に行きたい」などの要求吠えは、対処を誤るとエスカレートしやすくなります。しつけができていないと、吠えることで要求が通ると学習してしまい、日常的に吠える犬になってしまう可能性があります。
噛み癖がある
指示のしつけや無駄吠えと同様、お迎えして早い段階で対処しておきたいのが噛み癖です。子犬の場合には甘噛みだったり、本気噛みでもさほど大事にならなかったりしますが、放置していると他の人や犬を噛むようになってしまいます。
どこでも粗相してしまう
トイレトレーニングが上手くできていないと、どこでも粗相してしまいます。特にペット可の室内施設であっても、やはり室内での粗相は見逃せないもの。中には、飼い主さんの足におしっこをかけてしまうなんて子もいます。
他の犬との距離感がおかしい
子犬の頃のしつけで大切なのが社会化です。相手との距離感を学び、遊びとして良いこととそうでないことの区別を学ぶ大事な期間です。しかし、この時期に他の子との関わりがなく育ってしまうと、社会化不足が原因で警戒心が異常に強くなったり、距離感が分からず無遠慮に踏み込みすぎたりしてしまいます。
しつけができていないと起きること
ストレスが溜まる
しつけができていないと、いろいろなことが上手くいきません。飼い主さんとしても愛犬を叱る場面が増えたり、ご近所さんやよその方に謝る機会が増えたりするでしょう。こういった状況は飼い主さんにとっても愛犬にとっても強いストレスとなり、健全ではありません。
交友関係が広がらない
犬と暮らしているといわゆる「犬友」ができて交友関係が広がります。ところが、しつけができていないと「あの子はちょっと問題があるから関わりたくない」と避けられてしまい、孤立してしまいます。
行動範囲が制限される
近年ではペットツーリズムの発展で、愛犬連れで出かけられる場所も増えてきました。しかし、宿泊施設やカフェなどの利用条件は「基本的なしつけができていること」がほとんどであり、しつけができていないとせっかく広がった行動範囲を自分で狭めてしまうことになります。
お金がかかる
しつけができていないと、いろいろなものを汚してしまったり壊してしまったりします。また、いたずら防止のために対策用品を買う必要が出てくることも考えられます。いずれの場合もお金がかかってしまうため、飼い主さんの経済的な負担は避けられません。
災害時などに避難できない
災害大国日本ではいつ何が起きるかわかりません。いざというときに愛犬と一緒に避難したいと思っても、基本のしつけができていないと避難所に受け入れてもらえなかったり、受け入れてもらえても肩身が狭くて居づらくなってしまったり、離れ離れにならざるをえなくなる可能性があります。
まとめ
しつけは、犬の性格や成長段階によって難しさが異なり、挫折しそうになることもあるでしょう。しかし、犬と暮らすと決めた以上、しつけは飼い主の大切な責任です。
しっかりとしつけを行うことで、愛犬が安心して暮らせるだけでなく、飼い主自身もより豊かなペットライフを送れるようになります。
お互いが幸せに過ごすためにも、しつけには丁寧に向き合っていきましょう。
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