犬は人間の笑顔や泣き顔を見分けられる?
愛犬と過ごす中で、飼い主の表情の違いをどこまで理解しているのかは気になるものですよね。以下では、犬は人間の笑顔や泣き顔を見分けられるのかを解説します。
顔の表情を見分けられる
結論から言えば、犬は人間の表情を見分けることが可能です。犬は人間の目や口の動きなどを常に観察し、笑顔や泣き顔といった表情から、どのような感情なのかを察知しているとも言われています。
犬は飼い主さんから褒められたい一心から、笑顔なのかどうかを確かめていることが多いです。そのために、人間の表情を見分ける能力を発達させてきたのかもしれません。
ニオイで感情を判断できる
優れた嗅覚を持つ犬は、人間の感情をニオイで判断しているとも言われています。人間が不安を感じた際に出す汗や呼気のニオイから、犬は「今飼い主さんはストレスを感じているのかも」といった具合に感情を推測しているのです。
また、犬は人間が発するフェロモン臭の嗅ぎ分けもできます。落ち込んでる時や体調が悪い時に愛犬がそっと寄り添うのは、犬なりに飼い主さんの感情を分析した結果とも考えられるでしょう。
さまざまなニオイを察知しながら、変化する人間の感情を分析している可能性もありますね。
声のトーンを聞き分けている
犬は人間が発する声のトーンもしっかり聞き分けています。機嫌のよい時は高いトーン、不機嫌の時は低いトーンという具合に、人間の話し方から相手の感情を分析することが可能です。
そのため、飼い主さん自身が気付いていなくても、愛犬の方が疲労やストレスを察知している場合もあります。逆に、飼い主さんが元気な日は、愛犬も嬉しい気持ちになっているでしょう。
飼い主の表情が与える愛犬への影響とは
人間の表情や感情を、想像以上に犬はしっかり見分けていることがわかりました。では、飼い主の表情は愛犬へどのような影響を与えているのでしょうか?
感情が伝染する
いつも飼い主さんと一緒に過ごしている犬は、人間の感情に左右されやすいといえるでしょう。飼い主さんが機嫌がよければ、愛犬もルンルン気分で過ごせます。
逆に、飼い主さんが落ち込んでいたり泣いていたりすると、愛犬も悲しい気持ちになるため、どこか元気がない様子に見えるかもしれません。
いつものように愛犬と遊んでいても、どこか乗り気ではない様子に見えたら、飼い主さん自身のメンタル状況にも目を向けてみるべきですね。
安心感やストレスを与える
犬にとって安心して過ごせる環境とは、穏やかに寄り添う飼い主さんが居てこそ成り立つものです。その飼い主さんの感情が不安定だと、犬もストレスを感じてしまうでしょう。
犬に言葉は通じなくても、人間の機嫌には敏感に察知します。安心感を与えるためにも、声のトーンや大きさをできるだけ一定に保ちながら接することを心がけてみてください。
表現力が変わる
犬は人間の感情に共感すると言われており、飼い主の表情が愛犬の表現力に影響するとも考えられています。いつも笑ったり遊んでくれたりする飼い主さんの元で過ごす犬は、感情表現が豊かになりやすいです。
あまり感情を表に出さない方も、愛犬の前だけは笑顔と高い声のトーンで話しかけることを心がけてみてください。愛犬の反応が、これまでとは違うものに変わるかもしれません。
まとめ
飼い主さんの表情は、想像以上に愛犬へ影響を与える力があります。そして犬自身は、飼い主さんの笑顔を見るのが1番幸せだと思っているのではないでしょうか。
飼い主さんが幸せな気持ちでいれば、愛犬も充実した毎日を送ることができます。ぜひ愛犬の心理状況を想像しながら、心が通うコミュニケーションを心がけてみてください。
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