そもそも留守番させるときは電気をつけたほうがいい?
電気の明るさの前に、そもそも犬を留守番させる際は「電気をつけておくべきかどうか」と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。結論から言うと、電気はつけなくても大丈夫です。
犬はもともと夜行性の動物で、わずかな光でも効率良く利用することができるため、暗い室内でもよく見えています。
ただし、帰りが遅くなる場合や薄暗い時間帯からの留守番には、電気をつけておくのが望ましいでしょう。というのも、いつもと違う環境に不安を感じてしまう可能性が否定できないためです。見えるかどうかよりも安心できるかどうかを優先してあげてくださいね。
もちろん「暗くても平気だもん!」という犬には電気をつけなくても大丈夫です。
留守番中の電気の明るさは
では、電気をつける場合、どれくらいの明るさが適しているのでしょうか?基本的には「ほんのり明るい程度の照明」で十分です。部屋全体を昼間のように明るくする必要はありません。足元や行動範囲が見える程度の明るさがあると安心でしょう。
ただし、いつも明るい場所で過ごしている犬の場合は、普通に電気をつけてあげてください。犬が安心して留守番をするためには、なるべくいつもと同じ環境にしてあげることが大切です。とくに留守番に慣れていない犬は、いつもと違う環境に強い不安を感じてしまう可能性があります。
留守番中の犬にとって快適な室内環境
犬が留守番を快適に過ごすためには、明るさだけでなく、室内の環境を整えることも重要です。以下のポイントを意識して準備をしてあげましょう。
空調を整える
室温や湿度は犬の体調に直結します。とくに、暑い時期や寒い時期は体調を崩しやすいため注意しましょう。
犬の被毛の長さや年齢などによって、適温は若干異なりますが、一般的には18〜25度くらいとされています。そのため、犬のいる室内は年間を通して21〜26度くらいになるように調整するのが理想です。また、湿度は40〜60%が良いとされています。
夏は熱中症に注意し、室温を23〜26度、冬場は20〜25度を目安に調整してあげると良いでしょう。また、湿度にも注意して、必要に応じて除湿器や加湿器の利用も検討しましょう。
安心できる寝床を用意
犬が落ち着いて過ごせる「自分の場所」を作っておくことはとても大切です。クレートやベッド、毛布などを用意して、静かで居心地の良いスペースを確保しましょう。
一般的に、犬は薄暗くて狭い場所に安心感を覚えるという習性があります。
留守番のときは、寝床に好きなおもちゃや飼い主さんのニオイがする布などを置いておくのも安心材料になります。誤飲予防のためにも、おもちゃは壊れにくい丈夫なものを選ぶようにしましょう。
危険なものは片づけておく
留守番中は愛犬のいたずらにも注意が必要です。電気コードや誤飲しやすい小物類、床に落ちている食品など、留守番中に事故の原因になりそうなものは必ず片づけておきましょう。とくに、子犬や好奇心旺盛な犬の場合、予期せぬトラブルが起きやすいため、事前のチェックは欠かせません。
また、ゴミ箱も要注意です。蓋付きの倒れにくいもの、倒れても蓋が開きにくいものを用意しておくか、手の届かない場所に隠しておくのがおすすめです。
また、いたずらのリスクが高い犬は安全のためにも、サークルやケージでの留守番を検討しましょう。
まとめ
犬を留守番させる際には、電気をつけるべきかどうかだけでなく、明るさの調整や室内環境の整備も含めてトータルで考えることが大切です。
照明はほんのりとした明るさを保ち、安心して過ごせるスペースや適切な室温、危険物の除去を徹底し、安全かつ快適に留守番ができるように準備をしておきましょう。
また、日頃から留守番中に愛犬が落ち着いて過ごせる環境を意識して整えておくと、いざというときにも安心です。
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