犬は1匹ずつ知能や知性に差がある
犬は動物の中でも賢いとされており、人間の年齢で換算すると2〜3歳程度の頭脳を持つと言われています。ボーダーコリーのような賢い犬種は、5歳児並みの頭脳を持つ犬も多く、非常に知能の高い動物であることがわかるでしょう。
犬種ごとにも知能の傾向が見られますが、やはり後天的な影響(生活環境や飼い主の飼い方)も大きく影響します。
それゆえに、犬は1匹ずつ知能や知性に差があり、問題解決能力に優れているワンコや他の犬よりも記憶力のよいワンコもいるのです。
犬がどれぐらい『知能・知性』があるかを調べる方法4つ
自分のワンコがどれくらい知能や知性を持っているのか気になりますよね。ここで紹介する『知能・知性』テストを実践して、愛犬の問題解決能力や記憶力のレベルを確認してみましょう。
1.大きめのタオルを頭上から被せて脱出するまでの時間を測る
犬がすっぽり覆われるサイズの大きめのタオルを用意して、対象の犬に見せたり嗅がせたりします。その後、犬の頭上からタオルを被せてみてください。どのくらいの時間をかけてタオルから抜け出せましたか。
もしも15秒未満に抜け出すことができた場合は、一般的な犬よりも賢いワンコです。また、15秒〜30秒は一般的、それ以上であっても他に得意な分野を持つ犬が多いので、がっかりする必要はありません。
2.おやつを目の前でカップに隠して選ばせる
紙コップを使い、おやつを隠して当てさせる遊びも知能や知性を測定するのに最適です。まずは紙コップを3個ほど用意して逆さまに置き、ワンコが見ている間におやつを1個の紙コップに隠し入れます。
その後、ワンコの気を3秒ほど逸らした後、「よし」という合図と共にどの紙コップにおやつが入っているのか探させてください。
一般的な知能を持つ犬であれば、空の紙コップを1つ倒して中を確かめた後、正解の紙コップを選びます。もしもまっすぐおやつの入った紙コップを選ぶことができたら知能の高い証です!
3.床と家具の隙間から転がったおやつの取り出し方を見る
床から愛犬の前足程度の隙間のある場所におやつを隠し入れます。高さのあるソファを使ったり、新たに段ボールなどでそうした段差を作るとよいでしょう。
おやつは愛犬が前脚を伸ばしたときに届く位置へ置き、合図と共に愛犬がどのようにおやつを取り出すのかを確認します。
一般的な犬の場合は、頭を隙間に突っ込もうとしたり、前脚だけでなく鼻先も一緒に使うなどの行動を見せます。これでも十分賢いですね!しかし、より問題解決能力の高いワンコは、前脚だけを駆使して1分以内におやつを取り出すことができるのだそう。
4.おやつを部屋の特定の場所に置いて遊んでから探させる
おやつを部屋の隅など飼い主が決めた場所に置いてから、愛犬と別の遊びを5分程度楽しんでください。遊び終わったら、「よし!」など愛犬がわかりやすい合図を送り、おやつを探させます。
これは犬の記憶力を試すテストです。犬の多くは、すでにおやつが置かれていることを忘れていたり、思い出して探し出すまでに45秒以上の時間がかかります。
しかし、記憶力の高いワンコの場合は、他の遊びをしながら頭の片隅におやつの存在があるので、おやつが置かれている場所に一直線に向かって行ったり、すぐに匂いを嗅ぎながらおやつのある場所へと近づいていく様子がみられます。
まとめ
いかがでしたか。今回は犬の知性や知能、記憶力を測定する遊びをご紹介しました。犬の賢さは、普段の遊びに知育的な要素を取り入れて伸ばすことができるので、ぜひ愛犬と頭脳を使う要素を取り入れた遊びを楽しんでくださいね!
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