犬が外になると歩こうとしない6つの理由
家から出るのを嫌がる犬や散歩の途中で立ち止まる犬など、動かない愛犬を見るとどう対処すべきか悩みますよね。「散歩拒否」や「拒否犬」などと呼ばれることの多い犬は、どんな心理状態なのでしょうか。
まずは、犬が外になると歩こうとしない6つの理由をみていきましょう。
1.苦手な場所だから
犬が家の外に出るのを嫌がる時は、恐怖心や警戒心が潜んでいないか観察してみてください。保護犬などは過去のトラウマから、外に出るのを拒否する場合もあります。
また、特定の場所に行くと歩かなくなる時は、その周辺に愛犬が苦手なニオイや音などがないかチェックしてみましょう。喧騒や排気ガスのニオイ、子どもの声、自転車などを嫌がる犬も多いです。
2.天気や気温に不満がある
「雨や風が嫌い」「暑いから外に出たくない」といった、天気や気温に不満を持つ犬も少なくはありません。晴れている日は外に出るのに、天気が変わると嫌がる場合は、散歩そのものが嫌いという訳ではないのでしょう。
ただ、寒さや暑さが苦手な犬種もいるので、体調に影響を与えている可能性も考えられます。
3.疲れてしまった
散歩の途中に座り込んでしまう犬に多いのが「疲れたから歩きたくない」という理由です。マイペースな犬や運動が苦手な犬も、散歩に出たがらない傾向があります。
老犬や肥満傾向のある犬も疲れやすく、無理をすると体に負担がかかる可能性もあります。「以前よりも散歩を嫌がるようになった」と感じる場合は、注意深く観察を行ってください。
4.リードやハーネスが合わない
犬が外に出ると歩かなくなる原因として、リードやハーネスの装着感に不満を持っている可能性も考えられます。新調した際に嫌がる素振りがなかったか、よく考えてみるとよいでしょう。
また、レインコートが苦手な犬も多く、動きにくさや衣擦れのシャカシャカする音が嫌で歩かなくなる場合もあります。こちらも合わせて一度チェックし直してみてください。
5.飼い主への要求がある
ほかに考えられる理由として、「抱っこしてほしい」「おやつが欲しい」といった飼い主さんへの要求がある可能性もあります。飼い主さんをじっと見つめて来る場合は、何らかの要求を訴えているのかもしれません。
ただ、愛犬の要求に応じてしまうと、この先も同じ行動を繰り返し、エスカレートする可能性が高まるため注意が必要です。
6.病気やケガを負っている
愛犬の様子に異変がある場合は、病気やケガを負っている可能性がないか確かめてみてください。歩く速度が遅くなったり、歩き方に違和感があったりする場合は無理をせず、獣医師に相談を行いましょう。
老化による体力の低下により、体に負担がかかっている場合もあります。普段の様子にも異変がある場合は、認知症の疑いも視野に入れてみてください。
犬が動きたがらないときの対処法
犬にとって散歩は体力維持やストレス解消など、心身の健康につながる大切な行為です。犬が動きたがらない場合はその理由に沿った対処法を行いましょう。
体調をチェックする
まずは、愛犬の体調に異変が起きていないかチェックしましょう。不安を覚える時は、動物病院で健康診断をお願いするのがおすすめです。
散歩コースや時間を見直す
恐怖心や警戒心から外を歩かない可能性がある場合は、散歩コースや時間を変更してみましょう。毎回同じコースを歩くよりも、変化をつけるのがおすすめです。
犬にとって刺激的な体験がある散歩にすると、これまで以上に楽しさを覚えてくれますよ。また、リードやハーネス、雨具などの装着物を改めて見直してみてください。
少しずつ慣らす
散歩自体にトラウマや嫌悪感を抱えている場合は、少しずつ外を歩くことに慣らす必要があります。玄関先を歩くことから始め、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
この時、無理にリードを引っ張るのではなく、犬のペースに合わせるのがポイントです。運動不足にならないように、室内で遊ぶ時間を増やすなどの工夫を行ってくださいね。
ご褒美を取り入れる
愛犬に「外を歩くのは楽しい」と覚えてもらえるよう、好きなおやつをご褒美として持ち歩くのもおすすめです。座り込んでも抱っこはせずに、少しでも頑張って歩いたら「いいこ!」と褒めてあげましょう。
まとめ
犬が外を歩こうとしない時は、どんな理由があるのか探るのが大切です。ケガや病気などがなければ、少しずつ散歩に慣らしていきましょう。家の中で散歩のシミュレーションを繰り返し行うのもおすすめですよ。
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