1.洋服を見せることから始めて安全を約束
まずはいきなり洋服を着せるのではなく、洋服をそばに置いて、愛犬が自然に慣れるところからスタートします。近づいてにおいをかいだりすれば、それだけで大成功です。ぜひ、その瞬間を褒めておやつを提供しましょう。
もしなかなか近づいて来ない場合は、おやつやおもちゃを近くに置いてあげると、「洋服があると楽しいことが起きる!」と感じてくれやすいです。
決して「ほら!おいで!洋服だよ!」といったように、犬のペースを無視した行動はしないように注意してくださいね。
大前提として、愛犬が自分から近づいてくるのを待ちます。リラックスした雰囲気を作ってあげて、少しずつ触らせてみて、様子を見るようにしましょう。
2.短時間の着用で違和感よりもポジティブなイメージをつける
洋服に慣れてきたかなと思ったら、数秒だけ着せてみます。着せた瞬間に大好きなおやつをあげたり、おやつを提供して褒めてあげると、洋服が嬉しいものに変わってくるはずです。
また、最初は軽くて動きやすい服を選んで、着用時の違和感を最小限にする工夫もしましょう。おやつを使うのも大切ですが、まずは違和感を最小限にしてあげることも、大切なステップのひとつです。
さらに、洋服を腕を通す、体に触れるなど、洋服を着用する以前の段階で嫌がる素振りが見られたら、決してその先を実行していはいけません。嫌がったらやめるを徹底するのはもちろん、嫌がる前にやめることも意識しましょう。
嫌がる前にやめて褒めることを意識しておくと、嫌ではなく「いいことがある」が先行していくので、洋服を受け入れやすくなりますよ。
3.着たままの状態をポジティブなものにする
だいぶ慣れてきたら、洋服を着たままの状態の時間を、徐々に伸ばしていきます。
いきなり長時間着せっぱなしにするのはNGです。慣れてきたように見えても、ボディランゲージをよく観察すると、足で身体をかいていたり、床に身体をこすりつけるなどして、脱ぎたいとアピールする瞬間があるかもしれません。
もしそのようなネガティブなアピールがあれば、面白がらず、すぐに脱がしてあげてください。
着用時間を伸ばすなら、嫌がっていない状態をどんどん強化していきましょう。洋服を着用している状態のときに、大好きな散歩やおもちゃ遊びをすると、洋服が楽しい時間とリンクしてきます。
とにかく忘れないでほしいのは、スモールステップで進めるということ。「これくらい大丈夫」とつい考えがちですが、犬にとっては全然大丈夫のレベルではないことがほとんどです。
焦らずゆっくりポジティブな時間を積み重ねて、洋服を大好きになってもらいましょう。
まとめ
洋服を着せるときは、スモールステップでゆっくり段階を踏んであげてください。
見せる、着せる、遊ぶといった流れで、常に洋服に対して楽しい気持ちをプラスしてあげます。
愛犬がストレスなく受け入れてくれたら、寒い日や抜け毛対策などさまざまなシーンで活用できるため、飼い主さんも助かりますよね。
利便性や焦りに目が行き過ぎてしまい、犬の気持ちを無視してしまわないよう、ぜひ楽しみながらチャレンジしましょう。
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