伝わっていない？『愛情が足りていない犬』の特徴5選
飼い主が愛情を注いでいるつもりでも、伝わりづらい表現では愛犬が愛情を実感できていないことも……。ここでは飼い主に愛されていないと感じている犬がとる行動を紹介します。
1.常同行動が増える
飼い主からの愛情が足りていないと感じている犬たちは、不安から常同行動と呼ばれる行動を取ります。
- 前足を舐め続ける
- しっぽを追いかけ回す
- 執拗に床を掘る動作を続ける
同じ行動を繰り返すことで、不安な気持ちを紛らわせていると考えられています。以上のような行動は、犬のストレスや不安を表す行動なので、遊びに誘うなど別の方法で気を紛らわせつつ、愛情を注いであげましょう。
2.攻撃的な行動が増える
愛情が足りていない犬は、不安や不満から攻撃的な行動に出ることも多くあります。例えば、吠えたり唸ったりすることが多くなったり、ゴミ箱を漁ったり家具を噛んで破壊するといった行動が目立つ犬もいるでしょう。
こうした行動がある時期を境に突然増えた場合は、頭ごなしに叱るのではなく、その原因を考えてストレスを解消してあげてください。
3.落ち着きのない行動が増える
飼い主に愛されていないのでは、と不安を感じている犬たちは、日常の中で落ち着きのない行動をとる傾向にあります。
- 目的なく部屋の中を歩き回る
- 不安そうに飼い主の後ろをついて歩く
以上のような行動が見られる場合は、飼い主からの愛情をきちんと受け取れていない可能性があります。ただし、中には分離不安に陥っている犬もいるので、見極めることが重要です。
4.食欲が落ちたり活動量が落ちる
愛情が足りていない犬たちは、そのストレスや不安から食欲が落ちる傾向も見られます。今まで食べていたドッグフードを食べなくなったり、口をつけても食べる量が減ったりする犬もいるでしょう。
また、活動量が落ち、悲しそうに床に寝そべって過ごす時間が増える犬も多いです。飼い主が呼びかけても視線を寄越すだけで起きあがろうとせず、無気力な様子が続く場合は注意してください。
5.今までできていたことができなくなる
今までできていたことができなくなるという異変も、愛情が足りていない犬によく見られる特徴です。よくある事例として、トイレで排泄せずに別の場所でお漏らししてしまうという異変が挙げられます。
他にも今までできていたコマンド指示に従わなくなったり、問題行動が頻発するといった異変が特徴的です。「どうしてできないの？」と責めてしまう人がいますが、それは愛情不足によるストレスが影響している可能性も高いので、必要以上に叱らず、不安を解消してあげましょう。
犬に愛情を伝えるためにふれあいで取り入れたいポイント
「普段から愛情を注いでいるつもりなのに……」と思った方は、愛情が正しく犬に伝わっていない可能性があります。以下のポイントを意識的に取り入れてスキンシップや遊び、散歩を行ってみてください。
- しっかりアイコンタクトを取る
- なるべく柔らかい笑顔や声音を意識する
- 力強く撫でずに優しく毛並みに沿って撫でてあげる
- 遊びや簡単なトレーニングを通してたくさん褒める
- 犬が触れられて喜ぶ部分を重点的に触れる
アイコンタクトは日常の中に積極的に取り入れることで、犬が「飼い主さんは僕のことを見ていてくれている」と愛情を実感しやすくなります。
また、触れ合っている最中もより愛情が伝わりやすいように、上記のコツを取り入れて、愛情を注いでいる時の感情が伝わりやすいように工夫してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛情が足りていない犬たちは、今まで見せることのなかった問題行動でサインを出していることが多く見受けられます。異常な変化が見られた場合は、愛情不足やその他の要因でストレスを溜め込んでいないか考えてみましょう。
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