犬が普段より低い姿勢で歩く理由
1.お散歩することに慣れていないから
犬が普段より低い姿勢で歩くのは、お散歩することに慣れていないからです。
外の世界には、犬の好奇心をかき立てるような刺激がたくさん転がっている一方で、不安や緊張や恐怖を高めてしまうような刺激を受ける要素もたくさんあります。
お散歩中、犬が普段より低い姿勢で歩き始めたときは、“警戒しているんだ”と考えてよいと思います。
何に対して不安を感じているのか、愛犬に緊張感や恐怖心を与えるものは何なのか、よく探ってみましょう。
これからお散歩に慣れてもらうためにも、安全にお散歩を楽しむためにも、愛犬が警戒する対象となるものを知っておいた方がよいと思います。
2.雨や風を避けたいから
犬が普段より低い姿勢で歩くのは、雨や風を避けたいからです。
お散歩中、雨が降ってきたり、風が強かったりすると、避けようとして低い姿勢で歩くことがあります。雨に濡れることが嫌で、強く吹く風が怖いのでしょう。
3.視力が低下しているから
犬が普段より低い姿勢で歩くのは、視力が低下しているからなのではないかと考えることができます。
視力が低下すると、距離感を上手く把握することができなくなります。お散歩中は意外とスムーズに歩くのですが、室内を歩くときは家具や壁にぶつかってしまいやすくなります。
距離感が上手く把握することができないことに不安を感じたり、ぶつかったことによる痛みで歩くことに恐怖を感じたりし、普段より低い姿勢で恐る恐る歩くようになってしまうのです。
愛犬が普段より低い姿勢で歩き、不安そうな様子で、上手く歩けないのではないかと感じられるときは、かかりつけの動物病院で眼科検診を受けてみましょう。
4.筋力が低下しているから
犬が普段より低い姿勢で歩くのは、筋力が低下しているからなのではないかと考えることができます。
シニア犬になると、どんなに健康で元気な犬にも筋力の低下が見られます。若い犬も運動不足が原因で筋力が低下することがあります。
筋力が低下すると、筋肉や関節が硬くなり、柔軟性が失われてしまいます。そうすると、正しい姿勢で歩くことができなくなってしまうのです。
高齢の人が背中を丸めて歩くようになってしまうことと似たようなものだと思います。
シニア犬なのであれば、筋力の維持と向上のため、毎日の適度な運動(お散歩)を続け、年齢や健康状態に適したごはんを与えるようにしましょう。
若い犬なのであれば、1日に必要な運動量を十分に確保し、運動不足にならないようにしましょう。十分に運動し、十分な栄養を摂ることができれば、すぐに筋力は回復するでしょう。
5.背中に痛みがある(椎間板ヘルニア)
犬が普段より低い姿勢で歩くのは、背中に痛みがあるからなのではないかと考えることができます。
犬の背中に痛みを引き起こす病気には、椎間板ヘルニアがあります。背中の骨と骨との間にある椎間板が飛び出してしまう病気です。
椎間板は骨と骨との間でクッションのような役割を担っているのですが、飛び出してしまうと脊髄を圧迫し、痛みが生じるのです。麻痺が生じることもあります。
痛みを緩和させるため、歩きやすい姿勢をとったところ、普段よりも低い姿勢で歩くことで楽になると感じているのでしょう。
まとめ
犬が普段より低い姿勢で歩く理由を5つ解説しました。
- お散歩することに慣れていないから
- 雨や風を避けたいから
- 視力が低下しているから
- 筋力が低下しているから
- 背中に痛みがある(椎間板ヘルニア)
犬が普段より低い姿勢で歩くことは、病気のサインである可能性があります。歩いているとき以外の愛犬の様子もよく観察し、他に症状は出ていないかなど確認しましょう。
不安なときは、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。
■関連記事
・宅配便の荷物を受け取ったら、犬が…まさかの『豪快すぎるお手伝いをする光景』が62万再生「激しすぎて草」「自分宛だと思ってる?w」と爆笑
・犬のトレーニングで絶対やっていけないNG行為5選
・SNSで流行している『羊巻き』を犬に試してみたら…まさかの『ブチギレる光景』に8万いいね集まる「ヤンモリだ!」「表情が最高w」と絶賛
・外出先から帰宅→待っていた犬と目が合った結果…まさかのアザラシ化する『ビフォーアフター』に2万いいね「お耳は正直w」「かわいい」と絶賛
・犬が見せる『ストレス限界サイン』3選!こんな行動をしていたら必ず対処して!