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シニア犬の食欲が異常にあるのは病気?4つの理由から知っておくべき対処法まで解説


シニア犬が異常な食欲を見せる場合、いくつかの病気が考えられます。まず「糖尿病」はインスリンの不足や不調が原因で多飲多尿や痩せなどの症状が見られます。次に「クッシング症候群」は、副腎の過剰なホルモン分泌が原因で食欲増や抜け毛を引き起こすことがあります。「脳腫瘍」は視床下部の圧迫により食欲の異常をもたらし、ふらつきなどの症状も見られることがあります。最後に「認知症」により食事を思い出せず何度も食欲を示すことがあります。これらの病気は、早期発見・治療が大切であり、異常を感じた場合は早めの獣医師の相談が推奨されています。シニア犬の健康維持のためにも、知識を持って注意深く見守ることが重要です。

1.糖尿病

舌を出している犬

犬は年齢を重ねると様々な疾患のリスクが高まりますが、「糖尿病」もそのひとつです。

糖尿病は、すい臓で分泌されるインスリンによる血糖値のコントロールが、正常におこなわれなくなってしまうことで様々な身体的症状を引き起こす病気です。

体が高血糖状態になると、多飲多尿の症状が多くあらわれますが、それと同時に食欲の増加が見られることがあります。

しかし、飲んだり食べたりしても、細胞にきちんと栄養が吸収されずに排出されてしまうため、飲み水や食事の量が減っていないまたは増えているにもかかわらず痩せていく場合などは糖尿病の疑いがあります。

こうした状態が続いてしまうと、栄養不足になるだけでなく、嘔吐や下痢、脱水などの症状があらわれて、次第に衰弱して死に至ることも考えられます。

進行状態にもよりますが、糖尿病は食事療法や輸液、インスリンの投与などといった治療で、体の状態をコントロールできるようになる場合もあります。

シニア犬の食欲が増えているのに痩せていく場合には糖尿病が疑われるので、できるだけ早く動物病院で検査してもらうようにしてください。

2.クッシング症候群

シニアのEコッカー

糖尿病と同様に、飲み水や尿の量、食欲が増加したとき、「クッシング症候群」という病気を発症している可能性があります。

クッシング症候群は、腎臓の近くにある副腎から分泌されるホルモンのコルチゾールが過剰になることで起こります。
7歳以上のシニア犬に多く見られるため、シニア犬の食欲増加はクッシング症候群を発見するためのひとつの手掛かりです。

副腎から分泌されるホルモンが影響する疾患では、抜け毛や皮膚の黒ずみが見られるようになることも多いので、そのような変化があらわれたときも注意が必要です。

3.脳腫瘍

診察されている犬

犬の食欲の増加に、脳腫瘍が影響していることもあります。

食欲は脳の視床下部にある中枢神経によってコントロールされるもののため、脳にできた腫瘍によって圧迫された場合などに食欲の減退や過剰などの異常があらわれるのです。

食欲の減退、過剰のどちらがあらわれるかは、腫瘍ができる場所や大きさなどによって異なります。

脳腫瘍の症状は、ふらつきや目の動きの異常、痙攣、感覚の消失、意識低下など様々なものが考えられます。

脳腫瘍の治療は、外科療法・化学療法・放射線療法とありますが、進行するほどむずかしくなってしまうため、少しでも犬の様子におかしなところがあれば動物病院で相談するようにしましょう。

4.認知症

伏せているレトリバー

犬の平均寿命は年々伸びてきており、最近では14歳程度とされています。シニア期と呼ばれる期間も長く、「認知症」を発症する犬も増加しています。

犬の認知症は、人間の認知症の症状とまったく同じわけではありませんが、「忘れる」という症状があらわれることはめずらしくありません。

しつけやトイレなど、これまでできていたことが年齢を重ねてできなくなってしまうのも認知症が影響していることも考えられています。

このようなことから、シニア犬が食事をしたことを忘れて、食事を何度もねだるようになることもあるようです。

認知症の発症や進行を遅らせるためには、年齢に合った運動をしたり遊んだりして心身に適度な刺激を与えることが大切だとされています。
また、認知症を防ぐためには、スキンシップやバランスの取れた食事などもとても重要です。

まとめ

ご飯を食べているレトリバー

一般的に、シニア犬は運動量や代謝量が落ちることで、若い頃に比べて食欲が低下しやすい傾向があります。しかし、食事は健康を維持するためにとても大切なものなので、年齢を重ねてもしっかりと食事をしてくれることは喜ばしいことです。

ただし、突然異常な食欲が見られるようになったり、食べているのに痩せたり、ほかにも体調の変化があったりした場合は、何らかの病気が原因となっている可能性もあります。

病気の早期発見・早期治療をするためにも、シニア犬の様子におかしいと感じることがあれば、すぐに獣医師に相談することをおすすめします。


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