犬の聴覚は超優秀!『音』を遊びや生活に取り入れて
犬の聴覚が人間に比べるとはるかに優秀であることは多くの人がご存知だと思います。
犬は聞こえる音の周波数範囲が人間よりも広いため、人間には聞き取ることのできない周波数も聞き取ることができます。さらに可聴音域も約2.5倍ほど高いため、より高音域の音を聞き取ることが可能です。
そして犬は1km以上も離れた遠くの音をキャッチすることができるため、人間よりもはるかに多くの音を拾ってしまいます。これは良くも悪くも犬の精神面や生活に影響するため、愛犬の生活周りの音に配慮することが大切です。
犬が苦手な音(花火や爆発音などの突発的な音や騒音)はなるべく聞こえないよう工夫したり、音を出す前に声をかけるなど配慮してあげましょう。反対に犬が好む音を生活に積極的に取り入れることで、より快適で豊かな生活を提供してあげられます。
犬が好む理由は?犬が大喜びする『音』5選
では、犬はどのような音を好むのでしょうか。ここで紹介する『音』を参考に、生活に取り入れてみましょう。
1.落ち着いた音楽
以下のような落ち着いた音楽は、人間だけでなく犬の精神面も安定させる効果あるといわれています。
- クラシック
- ピアノの音
- オルゴール音
犬の耳にかすかに入る程度に上記のような音楽をかけることで、眠る前の安眠効果やリラックス効果が期待できるでしょう。
2.明るくのんびりとした音楽
明るい曲調も犬が好みやすいという研究結果が発表されています。
- レゲエ
- ゆったりとしたポップス
しかし、あまりにも騒々しい音が使われていたり、捲し立てるような早口の曲などは、犬がびっくりしてしまったり不安や警戒心を高めてしまう恐れがあるので、注意してください。
3.カシャカシャという袋の音
カシャカシャという袋の音を聞いて飛びついてくる…というワンコも多いでしょう。これは、元々ご飯やおやつの袋の音に良い印象を受けているため、そこから好むようになっていると考えられます。
とはいえ、おやつが入っていないことがわかっていても袋の「カシャカシャ」という音に誘われる犬は多いので、音そのものにも好奇心を刺激されるような要素があるのかもしれません。
4.「プッ」「ピッ」などの明るい高音
犬のおもちゃには「プッ」「ピッ」などの明るく高い音が鳴る仕組みが使われているものが多くあります。これは、犬がこのような音に反応しやすく、なおかつ高揚感や好奇心をそそられやすいからでしょう。
「パン!」という爆発音などは苦手な犬たちですが、こうした明るくちょっとした音であれば、かえって好む傾向にあるようです。
5.経験から良いことが起こる音
今までの経験則から、自分にとって良いことが起こるとわかっている音は、犬も大好きです。たとえば、おやつの袋を開ける音やおやつがシャカシャカとぶつかり合う音などが代表的ですよね。
他にも飼い主が帰ってきた時の玄関ドアが開く音や、料理をしている音、リードのかちゃかちゃという音など、それぞれのワンコに「これは嬉しい音だ!」と興奮する音があります。
まとめ
いかがでしたか。犬が大喜びする音の多くは、今までの生活で犬が良い出来事を経験したことが紐づいています。また、音楽にも好まれやすい音と苦手な音があるので、犬が好む音楽をリラックスさせたいときに流してあげると良い効果が期待できるでしょう。
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