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犬を留守番させるときにすべき『配慮』4選 愛犬を不安にさせないための対策方法もあわせてご紹介


犬を留守番させるときにすべき「配慮」

犬用のトイレ、トレーとシート

短い時間でも、犬を留守番させるときには、犬を不安にさせないようにさまざまな「配慮」が必要です。

問題行動に繋がらないように、留守番中でもいつも通りに過ごせるように準備をしてから出かけるようにしましょう。

1.粗相をさせないための配慮

犬に長時間の留守番をさせるときは、粗相をさせないための配慮をするべきです。

トイレトレーニングが出来ているのであれば、出かける前に汚れたトイレシートを片付け、新しいものと交換しておきましょう。

少しでも汚れたトイレシートを嫌がる場合には、トイレを複数用意したり、ワイドサイズのトイレシートを用意したり、対策するとよいと思います。

外に出なければ排泄することができない場合には、お留守番の直前にトイレを済ませておく、トイレトレーニングを始めるなど配慮しましょう。

排泄を我慢させると、犬は強いストレスを感じます。我慢やストレスは粗相をする原因になり、粗相を叱ると、犬は強い不安を感じるようになります。膀胱炎や血尿などの病気の原因にもなります。

そのようなことがないようにするための配慮でもあると思います。

2.喉の渇きを感じさせないための配慮

犬を留守番させるときは、喉の渇きを感じさせないための配慮をするべきです。

新鮮な水を用意しましょう。水道水で大丈夫です。ミネラルウォーターは結石の原因となるため与えないようにしましょう。

留守番をさせるときは、十分な量を用意しましょう。飲み切れないほどの量を入れておいてもよいと思います。

お皿に水を入れる前に、必ずお皿を洗いましょう。洗剤を使うことに抵抗がある場合には、アクリルという素材で作られたスポンジを使い、水のみで洗うのがおすすめです。

外側がアクリルを使ったネットで中身がポリウレタンフォーム、というスポンジが100円ショップでも売られています。「水だけで落とせる」と表示されているのが目印です。「アクリルたわし」と呼ばれることがあるものです。

これは、犬の唾液に含まれる成分や細菌によって食器に付着するヌメリを簡単に取り除くことができるスポンジとして、とても人気があります。

3.空腹にさせないための配慮

フードと水の入った、給餌器と給水機

犬に長時間の留守番をさせるときは、愛犬を空腹にさせないための配慮をするべきです。

留守番中、犬が黄や白の液体を嘔吐することがあります。空腹の時間が長くなりすぎたというサインです。

帰宅時間の都合で、朝ごはんを食べてから夕ごはん・夜ごはんまでの時間が空きすぎてしまうことが頻繁にある場合には、給餌器を活用してはいかがでしょうか。

設定された時間にごはんを与えることができます。スマートフォンで遠隔操作し、お好きなタイミングでごはんを与えることができる商品もあります。

犬にとって空腹はストレスと不安の原因になります。ごはんを食べるということは、生きるということです。そのため、空腹の時間が長くなると、本能的に命の危険を感じ、誤飲誤食をしてしまうことがありますので注意し、配慮しましょう。

4.室内環境で事故を起こさせないための配慮

犬に長時間の留守番をさせるときは、室内環境への配慮をするべきです。

スマートフォンの充電器やドライヤー、ヘアアイロンなど、不要な家電のコードを差しっ放しにしていませんか。犬が噛んで遊ぶと、感電する恐れがあります。抜くことができない家電製品のコードには、カバーを取り付けるなどの対策をしましょう。

ゴミ箱に残飯は入っていませんか。飼い主の食べ残しも、傷んだ食材も、犬にとっては食べ物です。ゴミ箱を漁り、食べてしまうかもしれません。残飯は屋外のゴミ箱に捨てたり、蓋にロックの付いたゴミ箱を使ったりするなどの対策をしましょう。

文房具や化粧品など、床に小物は落ちていませんか。犬の口の中にすっぽり入る小物は、誤飲誤食の原因になりやすいです。しまい忘れがないよう対策しましょう。

室内の温度と湿度は適切ですか。愛犬の犬種・年齢・健康状態・季節などによって適切に管理しましょう。室内温度計を置き、留守番をさせる前に必ず確認することも対策のひとつです。

まとめ

ベッドに入った窓の外を眺める柴犬

犬を留守番させるときにすべき配慮を4つ解説しました。

  • 粗相をさせないための配慮
  • 喉の渇きを感じさせないための配慮
  • 空腹にさせないための配慮
  • 室内環境で事故を起こさせないための配慮

最も配慮したいことは「留守番の時間」です。短ければ短いほど良いですし、長ければ長いほど犬を不安にさせます。

仕事が終わったらまず帰宅し、愛犬のトイレを済ませ、ごはんを与えた後、買い物や食事会やデートに行くなど、愛犬を不安にさせないための配慮を習慣にするとよいのではないでしょうか。


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