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犬に押し付けるべきではない『飼い主の理想』5選 愛犬の気持ちを尊重すべき理由とは?


犬に押し付けるべきではない「飼い主の理想」

トレーニング中の犬

いざ犬と一緒に暮らすと「理想と違った」と落胆する方もいるかもしれません。理想を抱くことは悪いことではありませんが、犬に押し付けることはNGです。

人間側の勝手な理想を押し付けてしまうことで、大切な愛犬を傷つけてしまうかもしれません。

そこで今回は、犬に押し付けるべきではない「飼い主の理想」について具体的に解説します。

1.しつけの覚えが良い

「犬は従順で賢い」というイメージが先行しているからか、(犬のしつけ、うちの子ならすぐに覚えて完璧にできるはず!)と思われる方もいるかもしれません。

しかし、現実は全く異なります。賢いと言われる犬種であっても、学習能力には個体差があります。犬のしつけには、時間と根気が必要です。

例えばトイレトレーニングひとつとっても、教え方は何通りも存在します。上手くいかなければ方法を変えて何度もチャレンジしてみましょう。

また、飼い主さんのイライラは愛犬に必ず伝わります。いつもと様子が違う飼い主さんの感情は愛犬に必ず伝わりますので、トレーニングが中断してしまう可能性も。

まずはどんなときでも愛犬と一緒にしつけを楽しむ気持ちを持って取り組んで下さい。

2.ベッタリ甘えてくる

もちろん犬は飼い主さんが大好きです。しかし、愛情表現がストレートに現れるとは限りません。甘えん坊な犬もいればひとりの時間を好む犬もいます。柴犬などの日本犬はよくツンデレ犬とも言われますよね。

「抱っこが好き」「毎日一緒に寝る」こういった理想が叶わないからといって、決して飼い主さんのことが嫌いなわけではありません。それがその子にとっての丁度良い距離感なのです。その気持ちや個性を理解して寄り添うことが大切です。

3.他の犬と仲良くできる

ドッグランで遊ぶ犬

「犬を飼ったらドッグランに行って犬友達をたくさん作って…」という理想を持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかしフレンドリーなイメージがある犬の中にも、他の子と関わるのが苦手な犬もいるのです。

段階的に慣らしていくことは良いですが、嫌がる素振りを見せたらすぐに止めましょう。犬の社会化は必要ですが、無理をさせると大きなストレスになります。これも言わばその子の個性です。愛犬の性格に合わせたペースで他の犬や人と関わることを心がけてください。

4.お出かけが大好き

愛犬とキャンプを楽しんだり、遠出をして一緒に遊びたいと犬を迎える人もいるかもしれません。SNSでそういった投稿もよく目にするので憧れを抱いても不思議はありません。

犬は飼い主さんの喜ぶ姿が大好きなので一緒に楽しんでくれるでしょう。しかし過信するのはNGです。慣れない場所では犬も緊張しますし、過度に遊ばせると逆にストレスになります。

(うちの子は家でゆっくりする方が好き)と思うのであれば、無理に外に出ることは控えましょう。お家で一緒に遊ぶほうが好きな子もいるのです。

5.ご飯を残さず良く食べる

何でも好き嫌いなく食べてくれると安心しますし、飼い主さんも楽チンです。しかし元々食が細い子や食べることへの興味が薄い子もいます。

さらに、毎食ご飯が出される安心感から「いつ食べられるか分からないから今食べておこう」という危機感も減っています。

食の細い子や偏食気味の子は「ご飯は決まった時間に与える」「ある程度時間がたったら残っていても食器を下げる」などの対策を講じてみましょう。食べてくれないと嘆く前にその理由や原因を探ってみてください。

愛犬の気持ちを尊重すべき理由

飼い主さんに甘えるチワワ

大切な愛犬と気持ちよく暮らすためには相手を「尊重する」ことがとても大切です。「寄り添う」と変換してもいいでしょう。

では、どうすれば犬の気持ちを尊重できるのか、具体的な方法をご紹介します。

  • 犬の習性を学ぶ
  • 愛犬の個性を理解する
  • 理想の飼い主像を求めすぎない

まず犬とはどういう生き物なのか習性や行動を学ぶことから始めてみてください。この行動にはこんな意味があったのか、と驚いたり新たな発見があるはずです。その上で愛犬の個性を理解してあげましょう。

また、理想の飼い主像を求めすぎないことも大切です。人間でも家族や友人との関係性は様々であるように、犬と飼い主さんの関係もそれぞれで良いのです。

犬にもちゃんと個性や好き嫌いがあることを受け入れると、肩の荷が下りて気持ちよく暮らせるはずです。

まとめ

顔を近づける女性と嫌そうな犬

犬を迎え入れる前は夢や理想が膨らみがちです。当たり前のことですし悪いことではありません。大事なことは理想と現実のギャップを受け入れていくことです。

犬を飼うと自分の思い通りに事が進まず驚く方もいるでしょう。そんなときは一度立ち止まって、犬の習性や愛犬の性格を踏まえて、何が愛犬にとって一番幸せなのか考えてあげてくださいね。


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