洋服を着せたほうがいい犬の特徴5つ　服が必要な理由を犬種別にご紹介

犬の洋服は必要？犬種によっては外出時に必要な場合も

洋服を着た3匹の犬

犬に洋服は必要か否かという議論は昔から行われています。犬に洋服は絶対に必要というわけではありません。

しかし、犬種によっては洋服を着せなければ寒さによって体調を崩したり、乾燥や紫外線によって皮膚を痛めてしまうこともあります。

また、病気を患っていたり手術後の犬の場合は、皮膚の症状や術後の傷などを守るために洋服を着せることが推奨されます。

犬の性質や健康状態、年齢などによっても洋服の必要性が大きく異なるので、状況に合わせて洋服を用意してあげましょう。

洋服を着て座るヨークシャテリア

では、洋服を着せたほうがいい犬とは、どのような性質を持つ犬が該当するのでしょうか。ここでは該当犬種とともに、洋服を着せたほうがいい犬の特徴とその理由を紹介します。

犬の被毛は大きく「シングルコート」と「ダブルコート」に分かれます。

ダブルコート犬種は二重被毛構造になっているため、寒さに強い特徴がありますが、シングルコート犬種は被毛が1枚しかないため、寒さを感じやすい傾向にあります。

例えば、以上の犬種はシングルコート犬種に該当するため、寒さに弱い傾向が見られます。冬場はお散歩する際、洋服を着せて屋外に出したほうが体調不良を招くリスクを下げられるでしょう。

服を着るミニチュダックスフンド

足が短く地面と胴体の距離が短い犬種も、洋服を着せたほうが汚れにくく、さらに胴体の底が擦れたり切れたりするリスクが減ります。

主な短足犬種には以上のような犬種が該当します。特にミニチュアダックスフンドなどの小型犬の場合は、より地面との距離が近いので洋服を着せたほうが胴体が傷つかずに済みます。

極端に被毛が短い犬種も寒さに弱く、夏場には紫外線によって皮膚が傷んでしまうリスクも高まるため、洋服を着せたほうがいいと言われています。

極端な短毛犬種は乾燥にも弱いので、乾燥にも気をつける必要があります。

フレンチブルドッグ

皮膚病を患っていて治療中の場合、疾患によって痒みや痛みを伴う箇所を気にする犬は多いです。すると、気になった箇所を舐めたり引っ掻いたりしてしまうため、症状悪化を防止するために洋服を着せる必要があります。

実際、診てもらっている動物病院から「シンプルな洋服などで症状を悪化させないよう回避してください」とアドバイスをもらったという人も多いです。

これらの犬種は皮膚病を患いやすいと言われています。特に皮膚病にかからないよう注意し、皮膚病を患った際は洋服を着せるなど、悪化させないよう気をつけましょう。

最初にお話しした通り、手術を受けた後は施術した箇所に傷が残っています。犬によってはその傷が気になり、舐めたり引っ掻いたり、噛んだりしてしまう子がいるので注意が必要です。

このように、気になって傷を広げてしまうことを防ぐため、洋服を着せることが獣医師からアドバイスされることも多くあります。手術後は、生活習慣や食生活、接し方など、獣医師のアドバイスに従うようにしてください。

洋服を着るトイプードル

いかがでしたか。今回紹介したように、犬に必ずしも洋服が必要ないとは言い切れません。犬種によっては、時と場合により洋服を着せたほうが健康を守れることもあるからです。愛犬の健康状態や犬種の特性を理解した上で、洋服の必要性を考えてください。

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