おだやかな商店街の海鮮丼屋で食べる、美味しい海鮮丼。でもそこには数々の“嘘”がまぎれていて──。
日常に現れた世界の裂け目を体感できるイベント「嘘の海鮮丼屋」が7月20日から東京・板橋で行われています。開催に先駆けて行われた体験会に参加してきました。【注意:ネタバレ要素を含んでいます】
「嘘の海鮮丼屋」は、“ガイドが嘘しか言わない”と話題な「嘘のツアー」を手掛ける「マニアな合同会社」プロデュースの“異変グルメイベント”。
街に散りばめられた異変を探しながら「嘘の海鮮丼屋」へと向かい、道中に隠された謎を解いていき、「嘘の海鮮丼」を注文できる合言葉をゲット。実際にその丼を食べるところまで体験するという、まさに“食べるミステリーツアー”になっています。
今回、特別に主催の許可をいただいて、イベントの内容を取材させていただきました。
もっとも、道中の異変ポイントをそのまま明かしてしまうとネタバレになってしまうので直接的には触れません。なので、ここから先は“ごくごく普通の食レポ”としてお送りします。もし違和感を抱いたとしても気のせいかもしれないし、そうではないかもしれません。
まずは指定された地点に集合。初めての体験なので緊張しましたが、とてもおしゃべりで気さくな方と一緒になったおかげで、すぐに打ち解けることができました。
本当に気さくな方でした。
集合場所から目的の海鮮丼屋までは少し距離が離れているということなので、道すがら街中を散策することに。のんびりと穏やかな「これぞ街の商店街」といった雰囲気にほっこりします。
そんな中にも、よく見ると店主の個性が光るお店がたくさん。こうした“良さ”を見つけられるのが、街歩きの楽しいところですね!
あちこち寄り道をしながら歩くこと15分。目的地の海鮮丼屋「丼丸 龍 滝野川店」に到着しました。
この日は定休日だったようで、盛大にそれをアピールしていましたが、お店の方はとてもフレンドリーに話しかけてくれました。
店内には有名人のサインも。まさに知る人ぞ知る名店のようです。
定休日なので海鮮丼のテイクアウトはあきらめていたのですが、ある手段を使って特別に注文することができました。いや〜、こんな特別扱いされちゃっていいのかな。ありがたくいただきます。
お寿司屋さんがやっている海鮮丼屋さん、というのがウリとあって、新鮮そうな具材がたくさん! いろんな味が口のなかに広がって、満足感抜群でした。
同行していた人はなぜかしきりに「あれ?」「そういうこと?!」と声を上げていたのですが、記者はまったくそうした違和感のようなものは感じませんでした。私には見えていない何かに気づいているのでしょうか。まさか、ね……。
ちなみに参加費は税込3800円。加えて、店頭で注文する海鮮丼(900円~)の代金は別途現地で支払う形式となっています。支払いは現金のみの対応なので、忘れずに用意しておきましょう。
異変グルメイベント「嘘の海鮮丼屋」は、7月20日を皮切りに、9月14日までの指定日程で実施されています。開催日は7月20日、7月21日、7月27日、8月3日、8月11日、8月17日、8月24日、9月14日の計8日間。各日とも11時から18時15分まで、15分ごとの時間枠でスタート。チケットの購入は、チケットサイト「ESCAPE.ID」で可能です。
取材協力:マニアな合同会社
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025072204.html