映画館「109シネマズ港北」(神奈川県横浜市)のアルバイト従業員による不適切行為を撮影した動画がSNS上で拡散された件について、同館を運営する東急レクリエーションは6月27日、調査の途中経過を発表しました。
問題の動画は2025年3月26日、勤務時間外に職場の休憩スペースで飲酒していたアルバイト従業員が、売店営業終了後に撮影されたものであり、動画内で扱われていたポップコーンについては「販売用ではなく廃棄品であった可能性が極めて高い」と説明しています。
■ 動画には“顔をうずめて直接食べる”様子 SNSで拡散され批判の声
問題の動画は、6月26日に暴露的な内容を扱うアカウントによって、X(旧Twitter)に投稿されたものです。投稿には、「タレこまれた」といった説明が添えられており、その映像内容の衝撃さも相まって多くのユーザーの目に留まりました。
動画には、アルバイト従業員とみられる若い男性が、透明のビニール袋に入ったポップコーンを素手で触れたり、顔をうずめて直接食べる様子が映っており、ネット上では不快感や不信感を訴える声が相次いでいました。
なお、問題の動画を投稿したアカウントは「続報」として翌27日に、当時の状況やポップコーンについて「動画は営業中でこれからお客様に提供されるもの」という情報を投稿しています。
■ 「悪質な業務妨害に該当する」との考え
109シネマズ港北では動画が投稿された当日6月26日に、「お詫びとご報告」を掲載。謝罪を述べるとともに、事態の経緯や影響を把握し、調査が完了次第速やかに報告するとしていました。
翌27日に発表された今回の続報によれば、撮影されたのは2025年3月26日の「飲食売店の営業終了後」であり、行為が行われたのは「勤務時間外の職場休憩スペース」だったことが明らかにされました。
また、動画に映っていたポップコーンは廃棄対象のものである可能性が高く、「販売用ではなく廃棄品であった」とする見解を示し、動画の投稿主による「これからお客様に提供されるもの」という続報内容を否定しました。
しかしながら、同社は引き続き調査を続けるとしており、「従業員への指導徹底と再発防止策の策定を速やかに進めております」としています。
さらに、今回の事態については「悪質な業務妨害に該当する」との考えを示し、警察署など関係機関に相談のうえ、法的措置も視野に入れているとのこと。
東急レクリエーションは「皆様には多大なるご心配をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます」と重ねて謝罪。今後も公式サイト上で報告するとしています。
<参考・引用>
109シネマズ公式サイト「【途中経過のご報告】109シネマズ港北 従業員による不適切な行為について」