漫画家・足立淳さんによる実話コミック「俺のマンガを無断転載したヤツが前科者になった話。」が6月11日から電子書籍サイトで販売が開始されました。各サイトで販売ランキング1位を獲得するなど、注目を集めています。
本作は、タイトルの通り、足立さん自身が自身の作品の無断転載被害に遭った経験を描いたものです。
足立さんに長年嫌がらせをしていたアンチに対し、著作権侵害で民事訴訟を起こしたところ、その途中で刑事告訴にも発展。結果的に有罪判決が下され、相手には“前科”がつくという、まさにタイトル通りの出来事が描かれています。
元々は6月1日に開催された「コミティア152」で頒布された同人誌でしたが、完売後、再販を求める声が多く寄せられたことから、結果的に電子書籍化されました。全14ページで価格は440円となっています。
作品紹介にて足立さんは「著作権に興味のある方、クリエイターの権利を守りたい方に、ぜひ読んでほしい一冊です」と意気込みを語っています。
近年、漫画の無断転載やネット上での誹謗中傷による著作権侵害が深刻な社会問題となっています。
「まさか犯罪になるとは思わなかった」「冗談のつもりだった」といった言い訳は通用しません。自分の言葉には責任が伴うことを理解した上で、発言すべきでしょう。
<記事化協力>
足立淳さん(@adatijun)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025061404.html