ネタ系コスプレイヤーのネオさんが、4月13日に新作を披露。今回の題材となったのは、「機動戦士ガンダム」の第9話にて、隣席の子どものパンを盗むおじさんのコスプレです。
Xに投稿された写真に写る、ネオさんの素知らぬ顔の面白さたるや。髪色や服装もアニメに忠実で、まさしく完全再現と言えるクオリティです。
今回のコスプレは、同日プラザ平成・テレコムセンターで開催されたガンダムオンリーのコスプレイベント「Gコス博」のためにネオさんが用意したもの。
Gコス博では過去にも「機動戦士ZZガンダム」の前期OP「アニメじゃない」内に一瞬だけ登場する原始人等に扮しており、オンリーイベントならではのニッチすぎるコスプレに挑戦しています。
「隣席の子どものパンを盗むおじさん」は、ファーストガンダムを語るうえでよくネタにされるキャラであり、ファンにとってはお馴染みの存在。
つまり、コスプレの構想自体は7～8年前ごろから考えていたそうですが、さすがにマイナーすぎることや、誰かがやるであろう思ったことから、コスプレの優先順位を下げていたと言います。しかし、結局誰もやらなかったため、「じゃあ仕方ないなぁ、俺がやるわ」と決意したとのことでした。
このように満を持してのネタコスプレでしたが、当日はあいにくの雨模様で大半の方がテレコムセンターに行ってしまったため、会場ではあまりウケず、撮影したのはほぼ知人友人だけだったのだとか。
しかしながら、SNSではこれが大ウケ。「卑しそうな表情がめっちゃリアル」「目の付け所がスゴいとしか言いようがありません」と、ガンダムファンから多くの賛辞が贈られました。現地ウケとSNSウケは必ずしもイコールではないようです。
そして、今作でなんと、ファーストガンダムにおける「地球連邦（パオロ艦長）」、「ジオン公国（ミハルに制服と金貨届けた人）」「中立（アムロに水をくれなかったおじさん）」「民間人（隣席の子どものパンを盗むおじさん）」という四大勢力のコスプレをコンプするという偉業を成し遂げたネオさん。今の心境について聞くと、「だいたい1～2年に1作ペースでしたね。うち2作はGコス博」と感慨深げに振り返り。
続けて「Gコス博は居心地良いイベントで、何より南さんを苦笑させるのが楽しみでしたから（笑）達成の嬉しさよりも、当面こういうイベントが無くなってしまう寂しさが強いです」と、2月に逝去した、イベントの主催である有限会社C-NET取締役社長である福島靖史さん（通称：南さん）に哀悼の意を表していました。
今回のGコス博では、南さんのお別れ会も同時開催されていました。ネオさんには今後もぜひ、これまで同様ネタに振り切ったコスプレを全力で披露して多くの方を笑顔にしてほしいですね。
＜記事化協力＞
ネオ「AC JAPANのCMコスプレ合わせ」募集中さん（@neo38257950）
（山口弘剛）
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025041507.html