3月28日、沖縄を除く全国のセブン‐イレブン店舗にて「焼きそばみたいなショコラケーキ」と「オムライスみたいなクレープ」が数量限定で発売されました。
見た目は料理なのに、味はスイーツ!?遊び心満載のこちらの2商品、発売日に購入して食べてみました。
■ 麺はショコラクリーム、マヨはホワイトチョコソース!「焼きそばみたいなショコラケーキ」
「ウソみたいだけど、本当においしい」をコンセプトに開発された、2種類の新商品「焼きそばみたいなショコラケーキ」と「オムライスみたいなクレープ」。価格は「ショコラケーキ」が税込313円、「クレープ」が税込302円です。
どちらも思っていた以上にそっくりで、キャッチコピーに偽りなしの見た目をしています。オムライスの方は特に、惣菜コーナーに「ミニオムライス」として置かれていたら、間違いなく手に取ってしまいそうなほどそっくりです。
まずは「焼きそばみたいなショコラケーキ」の方から食べていきます。スイーツとしては珍しく、本体とフタが一体になった透明のフードパックに入っているのが、焼きそばっぽさを高めています。おそらくは屋台の焼きそばをイメージしているのでしょう。
麺のように見えるのはショコラクリームで、マヨネーズに見えるのはホワイトチョコソース。紅生姜の代わりとして、果肉入りのいちごソースが、端の方にちょこっとかかっています。
遠目に見る分には十分焼きそばの見た目をしていますし、なにより麺をイメージして絞られたショコラクリームの、もちゃもちゃっとした縮れ具合が可愛らしいです。
欲を言えば青のり要素が欲しいところですが、青のりの代わりになるような素材が思い浮かびません。粉末にしたミント、とかですかね。
フォークを入れてみると中身はもちろん焼きそばではなく、ショコラケーキ。焼きそばっぽい見た目の食べ物に、フォークを横にして入れていくのは、なんとなく目がバグります。
ひと口食べてみると、クリームが口の中で滑らかにとろけるショコラケーキです。ショコラクリームの下に隠れていたココアスポンジは、ふわふわともっちりのちょうど中間くらいの食感。
口溶けの良いチョコホイップと、少し硬めなスポンジという異なる食感が楽しめます。またほんのりとしたショコラの苦みを、ホワイトチョコソースがマイルドにしあげていて、ソースとマヨを思わせる相性のよさを感じます。
さらに端に添えられたいちごソースも、果肉入りのためかほどよい酸味が効いていて、チョコの甘さに少し飽きてきた口がさっぱり!まさに焼きそばの紅生姜のような役割を果たしてくれます。
ケーキ本体と一緒に食べると酸味がほどよいアクセントになり、より美味しく食べることが出来ました。
■ 見た目だけじゃない!中身にも食感にもこだわりを感じた「オムライスみたいなクレープ」
続いては「オムライスみたいなクレープ」をいただきます。
薄焼き卵をイメージした黄色が強いクレープに、赤いいちごソースがかかっているビジュアルは、オムライスそのもの。「ショコラケーキ」と比較すると、再現度は格段に高いです。そもそも薄焼き卵とクレープ生地って遠い親戚みたいなものですからね。
早速フォークを入れてみると……中身はまさかの赤色!チキンライスをイメージしたいちごクリームとのことで、開発チームのこだわりが垣間見えました。確かにこれで中身がただのホイップクリームとかだったら、少しがっかりしてしまう気がします。
口に運ぶと、味は美味しいいちごクレープ。しっとりとしたクレープ生地と、ふんわりしたいちごクリーム、それからザクザクッという奇妙な食感!
なんだ?と思って調べてみると、クリームの中にチキンに見立てたビスケットが入れられていました。細かなこだわりに、またしても驚かされます。
生地のしっとり感、クリームのふわふわ感、そしてビスケットのザクザク感。味もさることながら、口の中に広がる3種類の食感がクレープをより美味しくしています。
さらにケチャップをイメージしてかけられたいちごソースに、クレープをくぐらせると、いちご感がアップ!中も外もダブルでいちご味を堪能することができます。
「ショコラケーキ」に比べるとシンプルな見た目をしていた「クレープ」でしたが、味わい的には後者の方がより複雑で立体的な印象を覚えました。
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「焼きそばみたいなショコラケーキ」と「オムライスみたいなクレープ」はともに見た目のかわいさで楽しめるのはもちろんのこと、味にも妥協のない、美味しいスイーツでした。
今回の企画が好評を博し、第2弾、第3弾と新しい「食べ物そっくりスイーツ」が出てくることを期待せずにいられません。
サプライズで食卓に出したら、大人も子どももついつい笑顔になってしまうような遊び心満載の2商品。数量限定販売とのことなので、気になった方はお早めにお近くのセブン‐イレブンへ。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025032903.html