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DeepL、APIソリューション強化へ 次世代言語モデルと高度な校正機能を追加


DeepLがAPIに「次世代言語モデル」と「DeepL API for Write」の新機能を追加。次世代モデルは翻訳精度を向上させ、特に英語、日本語、中国語間の翻訳で1.7倍の改善を実現。文章校正機能では文法修正や語調提案を行い、ビジネス文書作成の効率化を支援。日本の企業、LegalOn TechnologiesもこのAPIを法務関連製品に採用。翻訳機能の利便性と機密性が高く評価されている。DeepLは今後も対応言語を増やす予定。

DeepLロゴ(画像提供:DeepL)

 言語AI企業のDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市)が現地時間1月29日、APIソリューションの強化を発表。

 DeepL APIに「DeepL次世代言語モデル」と文章校正機能「DeepL API for Write」の2つの新機能を追加したことを明らかにしました。

 「DeepL次世代言語モデル」では、より精度の高い言語翻訳を提供。英語と日本語および中国語簡体字の組み合わせた翻訳において従来の1.7倍の改善を示し、英語とドイツ語の組み合わせでは1.4倍の改善。また、翻訳品質においても競合を大きく上回ることが証明されたとのことです。

 一方、「DeepL API for Write」では、文法修正や語調提案などの文章校正機能を提供。下書きプロセスにおいて、AIを活用した提案を通じ文章の質を向上させるとしています。これにより、企業は契約書や顧客向けメッセージなどのビジネス文書作成が効率化される見込みです。

 同社の最高技術責任者(CTO)、セバスチャン・エンダーライン氏は、これらの機能強化が言語の壁を取り除き、企業の成長を支援する重要な一歩であると述べました。

 日本市場でもDeepLのAPIは法務分野などで評価されており、株式会社LegalOn Technologiesは同APIを自社製品「LegalForce」に組み込む形で採用。

 LegalOn Technologiesの翁松齢ディレクターは、翻訳機能のパッケージ化による利便性向上を強調するとともに、機密性が保たれる点も大きなメリットであるとコメントを寄せています。

 次世代言語モデルを搭載したDeepL APIは、英語、日本語、ドイツ語、韓国語、中国語(簡体字)に対応しており、近日中に対応言語を追加する予定です。

 また、「DeepL API for Write」は、ドイツ語、英語(イギリスおよびアメリカ)、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語(ポルトガルおよびブラジル)に対応。初期段階では日本語が含まれていませんが、同社は今後も対応言語の拡張を予定しているとのことです。

情報提供:DeepL

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025013005.html
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