料理人として活躍する一方、SNSでは手軽にマネできて、なおかつおいしいレシピを多数公開している鳥羽周作さんが、ちょい足しで劇的にウマくなる、マクドナルドのアレンジレシピを投稿し話題になっています。
今回はその中でも、筆者が特に気になった「ダブルチーズバーガー」と「サムライマック 炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ」のアレンジレシピを試してみて、本当にウマいのか?検証してみたいと思います。
■ ピクルス多めダブルチーズバーガー+バーベキューソース
最初に紹介するのが、「ダブルチーズバーガー」を用いたレシピ。店頭で「ピクルス多め」とオーダーし、加えて「バーベキューソース」を単品注文。これらを組み合わせるだけで、最高にキマる……らしい。
ちなみに「ピクルス多め」は無料、「バーベキューソース」の単品価格は40円~(一部店舗及びデリバリーでは価格が異なる)です。
たしかに超簡単ではあるものの、同じマクドナルドの商品同士を組み合わせるだけで、はたして味が大きく変化するようなことがあるのでしょうか?上のバンズをめくって、そこへバーベキューソースをトロリとしっかりめにたらせば完成です。
早速食べてみると……おお、これはたしかにウマい!ダブルチーズバーガー自体、チーズのコクとジューシーなビーフパティの組み合わせがウリですが、そこへバーベキューソースのパンチの効いた甘みが加わります。
ポイントはやはり、ピクルス多めのオーダーでしょうか。おそらく通常量であれば、バーベキューソースの味が強くなりすぎてしまうところでしょうが、ピクルスの酸味がこれを程よくカバーし、全体のバランスを整えているように感じます。
ボリューム満点で、これ単品でも十分な満足感。まさかプラス40円でここまで味が変化するとは……驚きました。
なお、鳥羽シェフによると、「チーチーダブチ※でやっても間違いないです」とのことです。(※2月28日からの1週間限定商品)
■ サムライマック 炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ+アヲハタのりんごジャム
続いて試したのは、「サムライマック 炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ」を用いたレシピです。今回これに加えるのは、なんとりんごジャム。
しかもりんごジャムのブランドにも指定があり、使うのは「アヲハタ55りんごジャム」一択とのこと。ここに何か秘密が隠されていそうですね。
何はともあれ、まずは食べてみないことには始まりません。バンズをめくってりんごジャムをぬりぬり。前述のレシピ以上に、その相性が気になるところですが……いったいどんな味に変化するのか、全く予想がつきません。
満を持してひと口かぶりついてみると……ムムッ、りんごジャムの味が……しない!?一方で、ビーフパティやたまねぎ、にんにくの香ばしさ、塩気がまろやかになり、やはり全体のまとまりを感じます。これはびっくり!
さらに口の中で何度かそしゃくしていると、奥からほんのりフルーティさが加わり、そこへ肉とチーズの旨味が広がります。とても上品で高級感のある味わいに変化しました。不思議だ……!
実はアヲハタのりんごジャムを食べるのも初めてだった筆者。気になったので、ジャムだけを食べてみると……その食感はまるでゴロゴロ果肉入りのリンゴゼリーのような。ジャムでありながら、味の主張が強すぎず、フルーツ本来の優しい香りがフワッと広がります。
鳥羽シェフがアヲハタのりんごジャムを指定した理由は、まさにここにあったのでしょう。サムライマックとの相性は抜群で、「正直ビビりました」とコメントしているのにも納得の仕上がりでした。
このように、既存のものにちょっとしたアレンジを加えて、飛躍的においしくすることを、鳥羽シェフは「トバい」と表現しています。ぜひあなたもこれらのトバいレシピを、お試しあれ。
<記事化協力>
鳥羽 周作さん(@pirlo05050505)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024030303.html