X(Twitter)ユーザーのあいうえ夫さんが描いた「おばあちゃんちの絵」に、「写真かと思った!」「素晴らしい再現度」などの声が寄せられています。
蛍光灯の光の加減や壁の質感、布団のよれ具合など、どれも本物そっくり。しかも初めて見るのに既視感ある光景とあり、ついたいいねの数も4万1000件を超え、たくさんの人を驚かせています。
「おばあちゃんち描きました」とSNSに投稿された、この作品のタイトルは「帰省」。実はこれ、卒業制作として描いている作品の背景の部分なのだとか。卒業制作の作品自体はまだ完成していないため、「完成予定のものと同じタイトルにさせていただきます」と、あいうえ夫さん。
今回の作品について詳しくうかがうと、この「おばあちゃんち」は自身のおばあちゃんの家の2階にある寝室がモデル。年末に帰省した時にスマホで撮影して写真をひたすら模写したそうです。
ちなみに撮影した写真には、あいうえ夫さんの洗濯物も写りこんでいたものの、「そちらは非公開にさせていただきます」と笑います。
「おばあちゃんち」を描く際、特に苦労したのは「陰影」だそう。部屋の中心に蛍光灯があり、場所によって影の方向や付き方が変わったりしているところに注目です。そしてこだわったのは「色使い」。実際の「おばあちゃんち」の温度感やにおいが伝わるように意識したそうです。
たしかに「おばあちゃんち」の雰囲気が伝わってきて、「こんな感じだったなぁ」と懐かしく思います。コメント欄にも「実家すぎる」「ウチのおばあちゃんち感ある」など、自身の「おばあちゃんち」と照らし合わせて共感している人が多くいます。
約1か月の期間をかけて描いた「おばあちゃんち」の絵。小さい頃に引越が多かったあいうえ夫さんにとって、年末年始などに毎年訪れる「おばあちゃんち」はずっと変わらない地元のような感じがしていたと振り返ります。
「これから先おばあちゃんが亡くなって家もなくなるということが起きても、また懐かしむことができるように今回忠実に絵に描き残せて良かった」と語っていました。
<記事化協力>
あいうえ夫さん(@ueotto)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024020105.html