「ぜひ販売してほしい」「買いたかった」とツイートを見た人たちの目を釘付けにしたのは、これまでに多くのユニークなアイデア作品を生み出している、CGクリエイターのミチルさん。
投稿された写真に写っていたのは、「けん玉羊羹」。赤くて丸い羊羹をけん玉の「球」の部分にみたてて、食べるときに使うピックを刺す側の「けん」にみたてたユニークな作品です。
赤くてぷるんぷるんの羊羹は、ミチルさんがCGで作ったもの。箱などはCCではなく実際に作ったものだといいます。写真をあらためて見てみると、CCだと言われてもまだ美味しそうに見えます。それだけ作品のクオリティーが高いです。
■ きっかけは丸い羊羹が好きだったこと
「けん玉羊羹」を作ったきっかけは、ミチルさん自身が丸い羊羹が可愛くて好きだったこと。「けん玉の先で刺したら面白いな」と思って作ったそうです。
たしかに、けん先で刺して食べたら楽しそう。考えただけで童心に返った気持ちになります。子どもの頃に、こんな羊羹があったら夢中で食べていたでしょう。
■ 過去には「傘ようかん」も
ちなみにミチルさんは過去に「けん玉」以外でも羊羹を刺したことがあります。それは、なんと「傘」。「けん玉羊羹」のツイートにコメントする形で「傘ようかん」という作品も紹介しています。
傘の持つ部分が爪楊枝のようになっていて、爪楊枝をいれる袋は傘袋にみたててあります。袋から取り出し、爪楊枝で半球の水色羊羹を刺すと、今度は傘を差したような形に。こちらも美しく楽しい作品となっています。
■ わずか1日で完成
今回の「けん玉羊羹」、ここまでのクオリティーに仕上げるには完成までに相当な時間がかかったのではないでしょうか。ミチルさんに聞いてみたところ、CGにかかった時間や箱にかけた時間などは正確には覚えていないものの、わずか1日ほどで作ってしまったといいます。「CGも、そんなに時間はかかってない」と語ります。
■ 和菓子屋とコラボしてみたい!
パッケージの可愛さをこだわって作ったという「けん玉羊羹」。和菓子屋からのコラボ依頼が来たら?とたずねたところ、「傘ようかん」も含めて「是非とも作っていただきたい」と前向き。
見ているこちらとしても、是非とも実現していただきたい!「けん玉羊羹」や「傘ようかん」など、ミチルさんの「羊羹」シリーズが、どこかの和菓子屋の店頭に並ぶ日を心待ちにしています。
<記事化協力>
ミチルさん(@mitiruxxx)
(佐藤圭亮)