「見ても使っても話してもワクワクするカバン作り」をモットーに、毎月新作バッグを制作しているカバン職人の「かばんばか」さん(@kabababaaan)が、とってもユニークなカバンを発表しました。
それはなんと深海魚「チョウチンアンコウ」をモチーフにしたボディバッグ。
ハトメで補強した穴を目に、ファスナーを口に見立てた、愛嬌たっぷりな表情のチョウチンアンコウが、背中にぴったりとくっついている見た目はインパクト抜群です。
京都の老舗鞄メーカーで4年修行したのち、2020年に独立したかばんばかさん。開業3年目となる2022年のテーマを「カバンの水族館」としており、以前には「フグのボディバッグ」「まぐろバッグ」など、海の生き物をモチーフにした作品を多く手掛けています。
そんなテーマに基づき「チョウチンアンコウをレザーで作れたらかわいいんじゃないか、楽しいんじゃないか」という好奇心から生まれた今作。特に力を入れたのは「チョウチンアンコウバッグのチョウチン部分(疑似餌)」とのこと。
柔らかすぎず硬すぎない革を選定すると共に、付け根の部分が立ち上がるように芯材や技術を駆使して、チョウチンのライト部分がふわふわするような動きを再現しています。
こうした見た目のインパクトは絶大ながら、素材にももちろんかばんばかさんのこだわりが。外面には国産の牛革を使用しており、金属ファスナーも業界トップシェアを誇るメーカーのものを使用するなど、日常使いするカバンとしても高いを品質を誇る作品に仕上がっています。
今作は「BASE」に出店しているWEBショップ「かばんばか」や、京都府京都市にある工房にて販売しており、本体カラーは黄色と水色を用意。購入者からは「おもしろい!」「使うのが楽しみです!」といった声が寄せられているそう。
まさに「見ても使っても話してもワクワクするカバン」を体現しているチョウチンアンコウバッグ。街中で見かけることがあったら、思わず何度も振り返って見てしまうことでしょう。
<記事化協力>
カバン職人 かばんばかさん(@kabababaaan)
(山口弘剛)