前回のレシピはこちら
>>>スーパーの刺身で簡単アジ料理【おうち時間で始める簡単魚レシピvol.2】
食べきれなかった「アジのなめろう」で「さんが焼き」を作ろう!
アジの身を細かくして味噌とショウガ、ネギなどと混ぜ合わせた「なめろう」。お酒にもご飯にも合う一品料理だが、作りすぎるとさすがに飽きてしまう。とはいえ、捨ててしまうのはもったいない。そんな時は、もうひと手間加えて翌日のおかずを作ってしまおう。
まずは「さんが焼き」。なめろうと同じく、房総半島の漁師の間で親しまれてきた郷土料理である。漁師が山へ仕事に行く際に、アワビの殻などになめろうを入れて持参し、山小屋で焼いて食べたことから「山家(さんが)焼き」と呼ばれるようになったそう。
オーブントースターのトレーにクッキングシートを敷く
市販のクッキングシートを用意し、オーブントースターのトレーに敷く。クッキングシートがなければアルミホイルでも代用OK。
なめろうを小判状に成型して大葉で挟む
食べきれなかったなめろうを小判のような形にする。小さなハンバーグのような形状にしたら、薬味として皿に乗せていた大葉で挟む。
成型したなめろうを置いて焼く
オーブントースターのスイッチを入れ10〜15分加熱。強火にすると焦げてしまうので、中くらいの温度設定でじっくり内部まで火を通す。
ジュウジュウと焼ける音と、味噌が熱せられた香ばしい匂いが部屋に漂ったら頃合い。味はしっかり付いているが、物足りないようなら少々醤油を垂らすと◎。
食べきれなかった「アジのなめろう」で「まご茶漬け」を作ろう!
余ったなめろうは、アジの身から出る旨味と味噌の塩気、ネギやショウガの香りが相まって素晴らしいハーモニーを奏でている。ご飯に合うことは前述の通りだが、これにダシ汁やお茶をかけてかきこむ「まご茶漬け」もまた絶品。翌日の朝食やお酒の締めにも最高なので、ぜひお試しいただきたい。
ご飯の上になめろうを乗せる
熱々のご飯に残ったなめろうを乗せる。冷やご飯しかない場合は、器にラップをかけて電子レンジで少々加熱しておくとおいしくいただける。
熱々のお茶、もしくはダシ汁をかける
なめろうの上からお茶を注ぐ。筆者はカツオ風味のだし汁をかけるのが好みなので、粉末のカツオだしの素をお湯で溶いたものを注いでいる。
薬味を加えてかきこむ
ネギや海苔、ゴマ、ミョウガなどを好みで加え、なめろうをお茶やだし汁に溶きながら書き込む。アジの脂がお茶やだし汁に溶け出て、濃厚な風味が楽しめる。
スーパーマーケットの鮮魚売り場で購入したアジの刺身だけで、計4品のアレンジレシピが作れてしまう。どれも簡単なレシピなので、ぜひ試してみてほしい。週末の食卓がよりいっそう満足度の高いものになること間違いなし!