観客がその視線を注ぐ先には、両手でかろうじてぶら下がる黒白の猫。2階席から男性が手を伸ばすものの、猫の体は手の彼方で救い上げることもできません。固唾を呑んで皆が見守るなか、大きく体を開いて空気抵抗を受けながら猫はフライングし、真下で待ち受けていたクッション代わりの星条旗の上に落下。広げられた旗が緩衝材となり、床にソフトランディングしたところを救助されたのでありました。 屈強な男性救助者に猫が高々と掲げられると、場内はこの日一番の大興奮に包まれ、猫を中心とした一体感に心を揺らしたのでありました。「WPLGLocal10」の取材に答えたGiselle Gutierrezさんによると、夫とともに落下した猫の救助のため落下地点付近に駆け寄り、床から猫を拾い上げた男性から猫を受け取って怪我の有無を調べてから、動物病院に勤務経験があるというマイアミ大学2年生のEmilia Weissに手渡したところ、猫の腰が外れているのを認めたためそれを処置したとのことであります。 その後、学生に噛みつきながら猫は警備員に保護され、どこかへ姿を消したということで、救助後の足跡は不明ですが、無事に飼い主さんのもとに戻って平和な生活を取り戻しているのを心から願う次第であります。 Twitterには「#HardRockCat」のハッシュタグが登場し、現場に居合わせた人々がスマホのカメラに収めた、さまざまなアングルの映像が見つかりますので、合わせてご覧ください。 ちなみにアメフトの試合のほうは、25-23でMiami Hurricanesが勝利しました。 ［Fans who helped save falling cat bring American flag to every Canes game／YouTube］The post スタジアム2階席から落下した猫、無事救出され観客総立ち first appeared on 猫ジャーナル.
