1.飼い主の起床確認

飼い主さんよりも早く起きている猫は多いもの。一緒に寝ている猫も、そうでない猫も、朝になったら家族みんなが起きているのか確認します。
頭の近くへ来て鳴いてみたり、布団の上をドスドス歩いてアピールしたり、机や棚の上のものをわざと落として反応を見る猫もいるでしょう。「うるさいなぁ」と目を覚ましてもらえたら成功です。
明け方から猫に起こされるのは、猫を飼っているひとたちの「あるある」ですが、早起きな猫にとっては「いつまで寝てるの?」という気持ちなのかもしれませんね。
2.「ごはん!ごはん!ごはん!」

一日のうち、時間を決めて食事を与えている家庭では、飼い主さんが寝ている夜の数時間、何も食べていなかった猫たちはハラペコ状態です。
「何よりお腹を満たしたい!」というごはんの催促も、猫にとっては大切な朝の儀式です。食器の前に黙って座りスタンバイするコや、忙しく動く足元にスリスリして催促する子もいるでしょう。
飼い主さんが空腹を察して、真っ先に食事を出してくれるとき、猫はとっても幸せな気持ちになること間違いありません。朝一番のごほうびです。
3.宅内パトロール

なわばりのチェックは猫の重要業務のひとつです。もしかしたら、朝食前に済ませてしまう「しごデキ」な猫さんもいるかもしれません。
窓から外を眺めて、何か変わったことがないかをチェックします。外に変わった様子がなければ、次に家の中をパトロールします。いつもと違うニオイはしないか、獲れそうな小さな虫はいないかなど、細かい部分まで丁寧に見て回っているようです。
天気の良し悪しから家族の脱ぎ捨てた服まで、猫にとって自分のなわばり内のことは、どんなことでも確認しておくべきチェックポイント。昨日と同じなら今日も安心なのです。
4.丁寧なグルーミング

そろそろ猫のモーニングルーティンは、一段落つきそうです。快適な場所をよく知っている猫は、どこでお昼寝するかをあらかじめ決めていることが多いようです。
猫は朝のパトロールを終えると、自分のお気に入りの場所へ行って毛づくろいをはじめます。顔を洗い、おなかを舐め、背中を整えて、肉球もカジカジして全身をキレイにできました。
グルーミングは体をきれいにするのと同時に、リラックス効果ももたらします。飼い主さんが外出の準備ができるころには、もうまぶたがトロンと重たくなっているかもしれません。
5.いってらっしゃいのあとは自分の時間

家族がでかけてしまうと、猫はようやく自分だけの時間に入ります。外出前のバタバタした雰囲気も落ちつき、静かになった部屋で「よし、今ならなんでもできる」と思っているのかもしれません。
家の中が落ち着いてきたころ、猫は気になる場所へ移動します。自分の猫用ベッドや日の当たる窓際で休むかもしれませんし、いつもはダメといわれている禁断のキッチンへ行って、あちこち探索するのかもしれません。
日が高くなるにつれて猫は眠気を感じ、お昼寝に入るでしょう。午前中の睡眠は、猫にとって、朝のしめくくりともいえるひとときなのです。
まとめ

飼い主さんの行動や猫がいる部屋、自分のペースで一日をはじめる猫の姿は、家庭ごとに少しずつ違っています。季節によっても変わることもあります。
しかし、今日を安心して過ごすための習慣がぎゅっとつまった猫のモーニングルーティンを知っておくことで、愛猫の体調や気持ちのサインに気づくきっかけにもなります。
いつもと同じ猫の行動がくずれたとき、すぐに気づけるようにするには、まずいつもの様子を知っておくことが大切。明日の朝から、さっそく猫のモーニングルーティンを観察してみましょう。
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