『そっと目をそらす』猫が思っていること3選

猫はよく目をそらす動物です。家猫も例外ではなく、日常の何気ない場面で視線を外すことがあると思います。
そんな時、猫はどんな心境なのでしょうか。何か気まずいのでしょうか。あるいは居心地が悪いのでしょうか。
ここでは、"そっと目をそらす"猫の気持ちを3つ紹介いたします。
1.敵意が無いことを示している

お外でばったり会った野良猫や、お迎えしたばかりの猫と目が合うと、途端に目をそらされることがあるでしょう。
こういうとき猫は、『あなたと喧嘩するつもりはありません。強くないから勘弁してにゃ』という心境なのです。
実は、猫の社会では相手の目を凝視するのはご法度。この行動には喧嘩を売るという意味があるのです。
日頃人間と深く関わらない野良猫や、まだ人馴れしていない猫は警戒して目を合わせてくれないことが多いでしょう。
こちらもその気持ちを尊重し、視線を外して優しく声をかけてあげるようにしてみてください。関係性が深まる中で徐々に目を合わせてくれるようになるはずです。
もちろんそこに喧嘩の意思などありません。人間との暮らしに馴染み、"この人なら大丈夫"と心を許してくれた証になります。
2.恐怖を感じている

可愛い愛猫を撮影しようとスマホを向けた途端、そっと目をそらすことがあるでしょう。そのまま追い続けると逃げられてしまう。そんな経験がある飼い主さんも多いはずです。
こういうとき猫は『なんか見つめられて怖い』と感じています。
実は、猫にはスマホのカメラのレンズが猫の目に見えるのだそう。よって、見知らぬ猫が目を合わせた状態で追ってくると誤解してしまうようです。更に猫の社会では、先に降参した(目をそらした)相手を追いかけないというルールも存在します。
つまり、こちらが必死になればなるほど恐怖心を与えていることになるわけです。ちなみに猫を撮影する際は、ズーム機能で工夫したり、おもちゃに注目してもらう形でシャッターを押すと良いでしょう。
3.反省している

イタズラを注意されたり、日頃からダメだと教えていることをこっそりやっている現場を見られた猫もまたそっと目をそらします。
現行犯で見つかった際は『しまった!見られてしまった!!』というのが正直なところ。つまり、いけないことをしている自覚があるということです。
叱られた猫が目をそらすのは反省の意が込められており、『もう許してにゃ』と訴えています。
人間界の常識でいえば"大事な話をしているのにそっぽを向くなんて"と苛立つかもしれません。しかし猫の場合は、目をそらすことで争う気がなく、異論がないという意思表示になります。
どちらのシチュエーションにしても、視線がそれた時点で一旦は許してあげてください。ここで強く叱り過ぎるとストレスになり、体調不良や関係悪化の要因につながります。
まとめ

猫がそっと目をそらすときの気持ちを3つ紹介いたしました。
人間とのコミュニケーションやカメラのレンズに関しては、少しずつ慣れてくるものだと思って大丈夫です。『これは怖くない』『人間は目を合わせながら会話をするものなんだ』と猫側も理解する能力があるからです。
反省のポーズに関しては、こちら側がしっかり覚えてあげたいことですね。誤解から更に語気が強まらないように気をつけなければなりません。
目をそらすという仕草はよく見かけるものですが、改めて真意を知ると奥深いですね。人をよく知る猫とそうではない猫の反応の違いを、今一度比較してみると興味深い発見があるかもしれません。
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