1.かまってほしい

猫がわざわざ視界の前に立ちはだかってくるとき、もっとも多い理由のひとつが「かまってほしい」という気持ちです。飼い主がスマホを見ていたり、パソコン作業に集中していたりすると、猫は「飼い主さんが暇そうにしている」と感じることがあります。猫からするとパソコン作業や読書の意味が分からず、飼い主さんがただボーっとしているように思えるのでしょう。
そこで猫は飼い主の注意を引くために、あえて邪魔になる場所に座ったり、画面の前をうろうろしたりします。特に一匹でいる時間が長かった日や、遊び足りない日などは、その傾向が強くなります。視界ジャックで「ねぇ、こっち見て」とアピールしているのでしょうね。
そんなときは、ほんの数分でもいいので手を止めて、名前を呼んだり、なでたりしてあげましょう。少しでもかまってあげることで、猫の不安や寂しさは軽減されます。
2.ご飯の要求

猫が視界に入り込んでくるタイミングが朝や夕方など決まった時間帯に集中している場合、それは「ご飯ちょうだい!」という催促かもしれません。猫は習慣を大切にする生き物。毎日同じ時間にご飯をもらっていると、体内時計でその時間をきちんと覚えています。
そのうえで、飼い主がご飯を忘れている、あるいは準備が遅れていると感じたとき、視界を遮って存在をアピールしてきます。飼い主が目の前にいるのに何もしてくれないとなれば、猫としては「見えてないのかな?じゃあ、ここに立てば気づくでしょ!」という行動に出るます。
3.とにかく甘えたい

特に理由がなくても、猫が「近くにいたい」「触れていたい」と思って視界の前に座ってしまうこともあります。これは猫にとっての「無言の愛情表現」。人間が大好きな猫は、できるだけ飼い主のそばにいたがります。そして、顔が見える場所、目が合う距離にいることで、安心感や満足感を得ているのでしょう。
視界の中にちょこんと座り、静かに見つめてくる仕草には、「特別なことをしてほしいわけじゃないけど、そばにいたい」という猫の気持ちが込められています。
このようなときは、撫でたり声をかけたりするだけでも十分です。場合によっては、飼い主の足元や膝の上でくつろぎたがることもあるので、甘えたい気分を尊重してあげると、より絆が深まるでしょう。
やんわりどいてもらうには…

とはいえ、どうしても仕事や家事などで集中したいときに視界を遮られると困ることもありますよね。そんなときは、猫の気持ちを傷つけないように、やんわりと誘導してあげる工夫が必要です。
まずは、猫が落ち着ける場所を近くに用意するのがおすすめ。お気に入りのクッションやブランケットを机の横などに置き、「ここでゴロンしようか?」と声をかけながら誘導すると、案外すんなり移動してくれることもあります。
また、猫の興味を引くおもちゃやおやつを使って、自然に視界から離れるように誘導するのもひとつの方法です。
強引に抱えてどかしたり、大きな声で注意したりすると、猫が不満を感じてしまい、信頼関係にヒビが入る可能性も。猫のペースを大切にしながら、ソフトに対応しましょう。
まとめ

猫が視界を遮ってくるのは、うっとうしい行動に見えるかもしれませんが、実はすべて“信頼の証”でもあります。「もっとかまって」「そばにいたい」「お腹すいたよ」といった猫の気持ちが詰まっているのです。
人間の都合を尊重しつつも、猫のサインにもきちんと応えてあげることで、お互いにとって快適な距離感を保てます。視界ジャックも、見方を変えれば愛情たっぷりのコミュニケーション。そんな猫の愛らしい行動を、上手に受け止めていきましょう。
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