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難病の女性と障がいのある猫が、チャリティのため「1ヵ月に及ぶ長距離ウォーク」にチャレンジ!英国


28歳のCharly Allsoさんは難病を患いながら、耳の聞こえない元保護猫Evelynとともに「100マイルウォーク」に挑戦し、チャリティ募金を目指しています。これまで若い患者の少ない血管炎やエーラス・ダンロス症候群と闘うCharlyさんは、自らの病と障がいを持つ若者への理解を深めたいと考えています。Evelynを救出した経験から、この活動を思い立ち、彼女自身の治療が進まない中でも前向きな姿勢を貫いています。彼女と猫は、2025年2月に挑戦をスタートする予定です。

20代で難病を患った女性の決意

リードをつけて歩く猫と女性

画像はイメージです

難病を患う英国の女性と、耳の聞こえない元保護猫がコンビを組んで、チャリティのための寄付金を募る「100マイルウォーク」(約161キロメートル)にチャレンジします。

Charly Allsoさん(28歳)は白猫「Evelyn」をリュックに入れて背負ったり、リードをつけて歩かせたりしながら、英国中を歩く計画です。20代前半をほぼ入院して過ごした彼女は、集まったお金をソリハル病院と血管炎感謝のための慈善団体「Vasculitis UK」に寄付する決意です。

彼女は5年前に「蕁麻疹性血管炎」と診断されたあと、関節の痛みや内臓の不調を伴う難病「エーラス・ダンロス症候群」を患っていることがわかりました。

「この病気では水ぶくれや蕁麻疹が出て関節が腫れ、とても疲れて気分も落ち込みます。でも今回のチャレンジは絶対に実行します。わたしも猫も障がいをもっていますが、意志があれば達成できるはずです」とCharlyさん。

愛猫と一緒に1ヵ月のチャレンジ

リュックから顔を出す白猫

画像はイメージです

あるときこの病気の人への支援グループに参加した彼女は、多くの患者たちが高齢の「年金生活者」であることに気づきました。

「だから今回のチャレンジを通じて、わたしのような若い人も患者にはいるのだと知ってもらいたいです。そして障害をもつ若者への理解をもっと広めたいと思います」と話すCharlyさんです。

1ヵ月に及ぶチャレンジ中は、Evelynをつれて山に登ったり海岸も訪れる予定です。

「わたしの肩に乗ったりバックパックに入ったり、ときにはベビーカーを使ったりして移動します。でもスタートする前に、まずEvelynの健康状態を保つ必要があります。だから今はリードをつけて散歩する練習をしています」

「この猫は耳が聞こえないので、単独で歩かせるのは危険です。リードを付けて散歩すると、ときに変な目で見られることもありますが、大体の人はわたしに話しかけてきてくれます。わたし自身も鼻に栄養チューブを付け杖をついて歩いているので、みんなに注目されるのでしょうね」

いじめられていた野良猫を保護

白猫の顔のアップ

画像はイメージです

Evelynと彼女が出会ったのは、小学生たちがこの猫を「まるでフットボールか何かのように」蹴り回しているのを見たときです。すぐに救出し、耳の聞こえない野良猫だと分かったため、そのまま家族に迎えることにしました。

「この猫はわたしを励ましてくれる大事な存在です。Evelynがいなかったら今回のチャレンジなど思いもつかなかったことでしょう。Evelynは困難な猫人生のスタートを切りましたが、運命はよい方向に向かっています。この猫がウォーキングを楽しんでいるのが、わたしにはわかります」

実は現在、Charlyさん自身の治療は行き詰っていて、今後の方針が定かではありません。しかし彼女は、協力的で理解のあるソリハル病院の医師にとても感謝しています。

「まだこの病気について分からないことが多く、簡単な答えもありません。とてもつらいですが、すばらしい医療スタッフが支えてくれるのはとても幸運なことです。まだまだ人生をあきらめたりしませんよ」と強い決意を語る彼女でした。

彼女と猫は2025年2月中に出発する予定です。無事に100マイルを達成し、人々に感動を与えてほしいものです。

出典:Walking my cat 100 miles proves doubters wrong


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