愛猫が『若いうちからやっておきたい』6つのこと
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猫との暮らしには「その情報、もっと早く知りたかった」「子猫の頃から実践しておけばよかった」と、思う瞬間がいくつもあります。
今回は、猫歴20年の筆者も痛感している『若いうちからやっておきたいこと』6選を紹介いたします。
1.定期的なブラッシング
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ブラッシングには余分な被毛を取り除く役割の他にも、柄を美しくするという効果があります。
つまり、短毛種の猫も定期的にブラッシングをすることで、その猫特有の柄が際立つようになるというわけです。
これから猫をお迎えする方は猫種を問わず、こまめに被毛のお手入れをしてみてください。くれぐれも無理強いするのではなく、気持ち良さそうにしている範囲を維持するだけでOKです。
この積み重ねはシニアになった後、セルフグルーミングが困難になってからのケアに役立ちます。
2.歯磨き
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一昔前は、猫の歯を磨くという発想は全くといっていいほどなかったでしょう。しかし現在は、『猫にも歯磨き習慣を』というワードをよく耳にしますよね。
結論からいうと、猫も定期的に見に歯を磨いたほうが良いです。なぜかというと、ペースト状のおやつやウエットフードの摂取によって歯に汚れが付着し、そのまま蓄積されてしまうから。
子猫時代からお口のケアをしておけば良い習慣が身につき、シニアになってからも美味しく食べる生活が維持できる可能性が高まるでしょう。
ちなみに歯磨きはブラシ型・指サック型・シート型・おやつ・おもちゃなど種類が豊富です。取り入れやすい方法で構わないので、トライしてみてください。
3.爪切り
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野生の猫は狩りをしたり、木登りをするうえで鋭利な爪が役立ちます。
一方、室内飼育の猫は爪が長いと、絨毯やキャットタワーの麻紐に引っかかる恐れがあるため危険です。
安心安全な暮らしを維持するためにも、爪切りは必要不可欠です。やはり子猫のうちから少しずつ慣らしておきたいものです。
コツとしては一度に完結しようと頑張らないこと、手始めに肉球に触れて握手のポーズの練習をすることです。
なぜ握手なのかというと、下から手を添える形を取ることで自然と爪が出てくるからです。最初のうちは爪を切ろうとはせずに、「はい握手会〜」と声をかけながら爪を出してはやめるを繰り返してみてください。
その後は、猫が香箱座りやスフィンクスポーズを取っている時に握手をし、切れそうな箇所から徐々に切りそろえるようにしてみてください。
4.思う存分甘えさせる
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猫はベタベタした関係性を好まない傾向にありますが、それなりに甘えてくる動物です。1日のうちのたった数分だけでも思う存分甘えさせてあげましょう。
『一緒に遊ぶ時間』を作ることで猫自身も安心し、望まないイタズラをしない子に育ちます。分離不安の予防にもつながるので、実践してみてください。
具体的には愛猫がしてほしいことをすることが一番です。例えば気が済むまで撫でる、遊ぶなど思い思いの方法で構いません。
ここで築き上げて信頼関係は、将来的に介護が必要になった際に役立ちます。飼い主さん自身も"あの時もっと甘えさせてあげればよかった"と悔いることが少なくなり、ペットロスの緩和にもつながるでしょう。
ただし、欲しいままにおやつをあげる、食事を取らせる、危険な遊びを制御しないなどの甘やかしはNGです。あくまでも質の良い甘やかしの範疇に留めておいてくださいね。
5.写真や動画をたくさん撮る
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子猫はあっという間に大きく成長します。仮に成猫になってからお迎えした猫でも、その成長は著しいものです。
そのため『今この瞬間』を、写真や動画に収めておきましょう。特に遊び盛りの子猫の仕草や行動は貴重です。
そして、スマホのバックアップはくれぐれも忘れずに。せっかく撮りためたものもデータが飛んでしまっては元も子もありません。
6.相性の良い動物病院探し
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最後は、相性の良い動物病院を若いうちに探しておくことです。
受診の口実やきっかけは何でも構いません。ワクチン接種でもいいですし、順調に育っているかの相談でもOKです。できるだけ元気な時を選んで足を運んでみてください。
まずはお近くの病院を5件ほどピックアップし、その中で通いやすい場所にある病院を3件回って比較してみてください。愛猫の体調が良好であれば、飼い主さん自身も余裕を持って病院との相性をチェックできますよね。
このひと手間がいざという時や、通院頻度が増すシニア期に役立ちます。
まとめ
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愛猫が若いからこそ実践してほしいことを6つ紹介いたしました。
これらの習慣は、愛猫の健康維持だけでなく、飼い主さんとの絆を深める上でも重要です。
歯磨きや爪切りなどは、少し難しそうに感じるかもしれません。しかし、少しずつ慣れていけば大丈夫。
特に子猫の時期はあっという間に過ぎてしまうため、今の時間を大切に、健康管理をしっかり行い、たくさんの思い出を作ってください。そうすることで、将来的な病気やケガのリスクが減り、愛猫と長く幸せな暮らしを送れるでしょう。
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