1.食事への配慮が足りない
猫の「好み」に沿ったフードを、どれくらい意識することができていますか?
一般的に猫は、食に飽きやすい傾向があります。
同じ種類のフードを繰り返しあげるのではなく、いくつかの種類でローテーションして工夫してください。
もったいないからといって、猫が食べないと分かっているフードを与え続けることは、不満の原因になるでしょう。
好みに加えて「新鮮さ」にも、配慮する必要があります。
鮮度が低下すると風味が悪くなり、健康面にもマイナスな影響を与えかねませんので、1回で食べきれる量を与えてあげてください。
できるだけ美味しい状態がキープできるよう、フード類の収納管理にも気を配りましょう。
2.遊び方がズレている
遊びに対する反応がイマイチなときは、もしかすると、遊び方がズレているのかもしれません。
例えば、猫が寝ているときに遊びに誘ったり、体力が奪われるほど長時間遊ばせたりしては、猫の気持ちとズレが生じる原因になります。
寝そべったままで気だるそうに遊んでいるときは、あまり乗り気ではないサインです。
猫じゃらしを扱う際は、興味を引かせるため、ねずみのような動きを再現してみましょう。
フードと同じで、遊びも飽きやすいのが猫です。
おもちゃは放置せずに、その都度猫が見えない場所に保管してください。
遊びに飽きないようにする工夫である一方、飼い主さんが知らぬ間に「誤飲」してしまうといった、事故防止にもつながります。
3.構ってサインをスルーする
「ネコハラ」という猫の造語を聞いたことはありますか?
飼い主さんが作業しているときに、パソコンの前に座り込んだり、飲んでいるコップに手を伸ばしてみたりといった、自由気ままにふるまう行為全般を言います。
これらの多くは構ってサインであり、単なるハラスメントではありません。
何も反応しないことは、猫の不満を蓄積させ、思わぬ問題行動に発展する場合もありますので、注意する必要があります。
猫のアピールに対してスルーを決め込むのではなく、なるべく相槌を返し、遊ぶ時間を確保してあげてください。
時間を作ることは簡単ではないかもしれませんが、1回の遊ぶ時間は「10分程度」がベストだと言われています。
まとめ
本記事では、猫が飼い主さんに「文句をつけたくなる」シーンを3つ解説しました。
猫は食に飽きやすい傾向があるため、フードをローテーションをしながら、好みに沿った食事を提供しましょう。
新鮮なうちに食べてもらえるよう、1回で食べきれる量をあげてください。
遊びの時間も有意義に過ごせるよう、タイミングやおもちゃの扱い方にも、工夫を凝らしてほしいものです。
さらに猫は、意外にも「構ってちゃん」な一面を持っています。
できるだけコミュニケーションをとり、不満を溜めさせないよう心がけていきましょう。
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