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猫に安全な「蚊」よけアイテム5つ 猫が蚊に刺されると危険な場合も…


猫に安全な「蚊」よけアイテム

蚊取り線香

暑くなってくると、人間同様猫に対しても、「蚊」をはじめとする虫の対策が必要となってきます。特に猫の場合、蚊に刺されてしまうと非常に危険な場合も。

とはいえ、人間の虫除けアイテムを使ってしまうと、成分によっては猫にはNGな場合もあります。

そこで今回は、猫に安全な「蚊」よけアイテムについて解説します。ぜひこの機会に、猫に優しいアイテムを確認して備えておきましょう。

1.蚊取り線香

蚊取り線香には、除虫菊に含まれるピレトリンや、ピレスロイド系の殺虫成分が含まれています。これらの成分は、哺乳類や鳥にはほぼ無害とされています。体内に入っても分解されて排出されるので特に影響はありません。

なお、猫がやけどしたりいたずらしたりしてしまわないように注意しましょう。

2.電気蚊取り器

電気を使う蚊取り器は、猫がやけどをする心配がありません。使用する薬剤も蚊取り線香と同じ成分である場合が多いので、特に影響はありません。

万が一愛猫が薬剤を多量になめた場合は、動物病院に相談をしましょう。

また、愛猫が電気コードをかじってしまうおそれがある場合は、コードにカバーをつけたり、電池式にするなどしましょう。

3.ワンプッシュタイプ

空間にスプレーして蚊よけをする製品も、猫に安全に使用できます。

部屋の広さに合わせた量をスプレーし、猫に直接かからないように使用しましょう。

4.吊り下げタイプ

ベランダや玄関に吊るして蚊を室内に入れないようにする製品です。

こちらも猫に安全に使用することができます。猫がじゃれることができない場所に吊るしましょう。

5.スポットタイプ、首輪タイプ、スプレータイプ

最近では、猫用の「蚊」よけ製品も販売されています。

皮膚に直接滴下したり、有効成分を含んだ首輪をつけたり、虫よけスプレーを猫の体に噴霧したりして使用します。

とくに虫除けスプレの種類は、人間用でアロマオイルを含んだ製品もあり、猫に適さない場合があります。必ず「猫用」と書かれたものを選ぶように気を付けましょう。

猫が蚊に刺されると危険な場合がある

聴診器を当てられる猫

蚊に刺されることで、猫も「フィラリア(犬糸状虫)」に感染する可能性があります。

「フィラリア症」は犬に感染する病気で知られていますが、猫も感染し、突然死を引き起こすケースがあるのです。

体内に寄生しても成虫になる前に死滅することが多いですが、稀に成虫にまで成長することもあります。

症状がほとんどないため、寿命を迎えたフィラリアが血液に流され、血管につまり突然死することがあるのです。

しかし、フィラリア症は『予防することができる病気』です。上記のような「蚊」よけ製品を使って蚊に刺されないようにすること、動物病院で予防薬を処方してもらうことで予防できます。

まとめ

鼻に蚊がついている猫

今回は、猫に安全な「蚊」よけアイテムを紹介いたしました。

一般的な蚊取りアイテムに使われている殺虫成分は、基本猫に安全とされています。しかし、もし猫用のものがあるときはそちらを使いましょう。

特にアロマの場合やハーブなどは猫の肝臓などにダメージを与える場合があり、危険かもしれません。猫用という明記がない場合は、まずはペットショップやかかりつけの先生などに使用が可能かどうか確認をするよう心がけてください。

猫は蚊に刺されてしまうことで「フィラリア症」という病気になり、突然死する危険性も。

今回紹介しました「蚊」よけアイテムやフィラリア症の予防薬をを上手に活用しながら、蚊のシーズンにはしっかり愛猫のための対策をしておきましょう。


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