愛猫が突然行方不明に!
米国ユタ州のCarrie Clarkさんは、「行方不明だった愛猫がロサンゼルスで発見された」と聞いて、心臓がとび出るほどびっくりしました。
飼い猫のGalenaが行方不明になったのは、2024年4月10日でした。その後1週間ほど、家族や友人たちが総出で家の内外や近所を捜索し、SNSに投稿して情報を呼びかけたのですが、まったく手がかりがありませんでした。
「Galenaは大事な家族。過去6年間、健康問題で悩んでいたわたしの支えになってくれていました。愛猫の居場所や生死がわからない状態では、不安でたまりませんでした」と語るCarrieさん。
ところが4月17日になって、カリフォルニアの獣医から「保護された猫のマイクロチップをスキャンしたところ、お宅の飼い猫だとわかった」という連絡がありました。
「イタズラ電話だと思いました。だって猫が自分で遠く離れたカリフォルニアまで行けるわけがないでしょ」と半信半疑のCarrieさんでした。
運ばれた倉庫で保護される
獣医によると、Galenaは通販会社の倉庫に届いた箱の中で、Carrieさんが返品した5足のワークブーツの間に潜んでいたところを発見されたそうです。
「猫はきっと、その前の水曜日に送り返した段ボール箱に入り込んでいたのでしょう。このブーツは試着用に取り寄せたもので、業者に返品したところだったんです」
Galenaは箱に閉じ込められたまま、6日間も飲まず食わずの状態でした。
通販会社従業員のBrandyさんが、カリフォルニアの倉庫で猫を見つけて救出しました。発見当日は彼女が自宅にGalenaを連れ帰って世話をし、翌日獣医へ連れて行ったのです。
「獣医さんに事情を聞いたあと、Brandyさんにお礼の電話をしました。彼女はわたしたちが必死で猫を捜索していたことを知って、とても喜んでいましたね」
再会の場に立ち会ったBrandyさんによると、飼い主が動物病院にやってくるやいなや、Galenaは懐かしい声を認識して大喜びだったそうです。
幸運が重なって、ハッピーエンドに
「すばらしい再会でしたね。ずっと震えていたGalenaが、わたしが抱き上げるとリラックスしていました。痩せてやや脱水症状も見られましたが、血液検査に異常はなくケガもしていませんでした」とCarrieさんはうれしそうです。
家族はさっそくユタ州へと戻って行きました。
「Brandyさんは猫にくわしい方で、保護活動もしています。彼女の働く倉庫にGalenaが送られたことも幸運でした。その段ボール箱の一部には裂け目があって、それで呼吸ができたようです。気温や天候もマイルドで、暑くも寒くもなかったのも幸いしました。マイクロチップを装着していたことで身元もわかりました。Brandyさんのやさしい行為には感謝の気持ちしかありません。今回のことは、神のご加護で、すべてがうまくいきました」と大感激のCarrieさんです。
最後に、彼女からのアドバイスです。
「どうか愛猫にはマイクロチップを忘れずに。それから、段ボール箱を閉めるときには、何度も中を確認してくださいね」
出典:Utahns reunited with pet cat they accidentally shipped with Amazon return
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