猫の目に「蛍光灯」はツラいかもしれない理由
突然ですが、ご家庭の照明は蛍光灯でしょうか、それともすでにLEDでしょうか。特にこだわりがない飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、猫にとってこれはとても重要なこと。実は、個体差がありますが、「蛍光灯」が苦手な個体も多いのです。
猫は、ネズミや鳥などの小動物をハントするために聴覚が発達した動物です。狩りの時間帯も独特で、朝方や夕方などの薄暗い時間に集中して行います。そのため、猫の目には「タペタム」と呼ばれる反射板のようなものが備わっていたり、動くものがコマ送りのように見える動体視力を持っているのです。
これらの能力は猫が生きるうえで欠かせない一方で、現代社会を生きる家猫にとっては生き辛さの原因になってしまうのかもしれません。
そこで今回は、猫の目に「蛍光灯」はツラい理由を解説いたします。猫のいるエリアの照明が今も蛍光灯という場合は、ぜひ参考になさってみてくださいね。
1.目がチカチカする
蛍光灯の明かりというのは仕組み上、常に一定のリズムで点滅しながら稼働しています。猫は動体視力が優れた動物なので、その光がダイレクトに見えてしまうのだそうです。
つまり、蛍光灯のある環境で暮らす猫達は、常に目がチカチカした状態の中にいるということなのです。
せっかくリラックスできるはずの場所で目がチカチカしているとしたら、いかに猫にとってツラい状況であるかは想像できますよね。
2.音がうるさい
猫が蛍光灯を嫌う理由はもうひとつの理由は、、蛍光灯が発する音です。
皆様も一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。取り替え時になった蛍光灯から聞こえてくるあの「ジーッ」という雑音です。
実は猫の場合、電球が新しい状態でも、常に音が聞こえ続けるのだそうです。優れた聴覚がもたらす弊害というわけですね。
明かりについて配慮してあげたいこと
猫の目に映る蛍光灯の光や、耳に届く音は知らぬ間にストレスを与えている可能性があるということが分かりましたね。
では、実際どのように対処してあげれば良いのでしょうか。
選択肢の一つとして挙げられることは、「LED照明」に変更することです。
LED照明は、蛍光灯のような音がしないうえに、光り方も穏やかな上に光の強さや色をお好みに調整できます。購入時には割高に思えるLED照明ですが、蛍光灯より長期に渡って使用できることを考えると、結果的にコストパフォーマンスが良いかもしれません。
なお、LED照明も全く点滅しないわけではないものの、猫の目に見える光の加減がマシになるそうです。
ただし、猫によってはLED照明が眩し過ぎると感じる個体もいる可能性があります。照明の変更後に、部屋に寄り付かなかったり、落ち着かないそぶりを見せる様子があれば、元に戻してあげてください。
まとめ
今回は、猫の目に「蛍光灯」はツラい理由について解説いたしました。
愛猫がどことなく目を細めていたり、蛍光灯の電球を気にしながらイカ耳になる機会が多いと感じたら、照明器具を見直してみてください。
もし愛猫のツラそうな様子の理由が「蛍光灯」を使っていることだとしたら、愛猫の心身の健康のためにもLED電球に変更することを検討してあげたいですね。
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