YouTubeチャンネル「毛玉たちの物語」の投稿主さんが、縁あって1匹の子猫を保護しました。気にかかるのは、先住猫の「ヤンマーくん」と「モナカくん」が子猫を受け入れてくれるかどうか…。
しかし、猫たちは初対面にも関わらず、保護子猫を大らかに受け入れてくれたようです!
先住猫たちの優しさに驚かされるこちらの投稿は、YouTubeで58万回以上再生され、感動した人たちから200件を超えるコメントも寄せられています。
新たな子猫の登場に先住猫たちはどうする?
2019年10月、台風19号が千葉県を直撃してから数日後に、1匹の茶白の子猫が投稿主さんの元にやって来ました。
台風や豪雨のさなかに親猫やきょうだい猫とはぐれたらしく、最初にご近所さんが見つけ、猫を飼っていた投稿主さんに相談が寄せられたという経緯があります。
生後2か月ほどと見られる子猫は、猫じゃらしで遊んで元気いっぱい!ご飯をもらってからは、すっかりリラックスモードです。
しかしここで、避けては通れない懸念が1つありました。それは、投稿主さん宅の家族である茶白の成猫・ヤンマーくん、保護した子猫よりわずかに大きいキジ白子猫・モナカくんと一緒に暮らせるかどうか…。
ヤンマーくんは、少し前に保護して家族となったモナカくんをすんなりと受け入れてくれた過去があるため、「きっと大丈夫だ」と投稿主さんは思うものの、モナカくんが同じ年頃の子猫にどんな反応を返すのか、予測できませんでした。
飼い主さんの不安を吹き飛ばす先住猫の優しさ!
そしていざ、飼い主である投稿主さんもドキドキの初対面の時を迎えます。
楽しく遊びまわる子猫に対し、ヤンマーくんとモナカくんは距離を取って見守っていました。子猫を気にしている様子ですが、威嚇するような気配はありません。
まず初めに子猫にアプローチしたのは、やはりヤンマーくんです。モナカくんの時と同様に、子猫をそっと抱き寄せて、優しく毛づくろいを行っています。
投稿主さんの予想通り、ヤンマーくんはすぐに子猫を受け入れてくれたようです。
子猫も、ヤンマーくんが体を起こして少しでも離れると、自分からじゃれて「もっと構って!」とアピールしているかのよう。
ヤンマーくんは、そんな子猫を上手になだめながらお尻も舐めて、まるで親猫のようにお世話しています。これには投稿主さんも、「優しすぎるっ!」「猫界のマザー・テレサか!」と感動しきりです。
さらには、モナカくんとの暮らしでつちかってきたしっぽで子猫をあやすワザも披露し、再び天才的な子守猫となってくれました。
子猫も、生き別れてしまった母猫と接するような安心感を得ているのか、初対面のヤンマーくんのそばですっかりくつろいだ表情です。
初日から驚きの光景…安らぎを得た子猫
一方で、モナカくんはどうだったかというと…。投稿主さんの膝の上で、ヤンマーくん、保護子猫と一緒にくっつき合いながら、すやすやと眠っています。
どうやら、モナカくんもヤンマーくんに負けず劣らず、子猫を難なく受け入れてくれたようです!
ヤンマーくんに育てられ、優しさを分け与えてもらった経験からか、投稿主さんの不安も何のその、モナカくんも自分よりほんの少し年下の子猫に優しさのおすそ分けをしてくれました。
心配していた投稿主さんは、この光景に心からほっとした様子。
子猫自身も、独りぼっちで新しい環境へやって来た寂しさを忘れ、先住猫たちの温もりに熟睡してしまったのでした。
こちらの投稿には、『毛づくろいの仕方に愛情が溢れてる』『どうしたら、そんな優しい子に育つのよ〜♡』『こんなにも愛情深く、本当の親子のように受け入れられるものなのか⁉️と感銘すら覚えました』といった感動の声が多く寄せられています。
その後、「ちーちゃん」と仮名をつけられた子猫は、少しの間ヤンマーくんとモナカくんと仲良く暮らし、新たな里親さんの元へ巣立って行きました。
ちーちゃんが投稿主さんのお家で過ごした日々は、他の投稿からもご覧いただけます。里親さんが見つかるまでの日々を、ぜひ追ってみてくださいね。
ちーちゃん、ヤンマーくん、モナカくん、投稿主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
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