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子猫の「社会化期」とは?小さいうちにやっておきたいトレーニング3選


子猫の社会化期とは?

猫の親子

子猫の「社会化期」とは、生後2週〜9週齢の猫が社会性を身に着けるために最も大事な期間のことを指します。

この社会化期と呼ばれる期間は、さまざまなものに慣れたり吸収できる時期でどのような体験をするかによって成猫になったときの性格に違いが表れるとも言われています。

兄弟同士のじゃれ合いやケンカを通して、噛むときの力加減やコミュニケーションの必要性などを学習していきます。

猫同士だけでなく、ほかの動物や人間とたくさん触れ合うことでコミュニケーションを学び、人間と生活する上で大事なルールを教えるのに適した時期が「社会化期」なのです。

生後2週間〜9週間の猫と言えば、本来ならば母猫や兄弟たちと一緒に過ごす時期ですよね。

この時期に母猫の元を離れた猫を迎え入れる場合は、飼い主さんが母猫や兄弟猫の代わりとなり「社会性」を教えてあげなければいけません。

1.ほかの動物や人間に慣れさせる

鼻をくっつける犬と子猫

「社会化期」の子猫は、猫同士だけでなく犬などのほかの動物とも仲良くなりやすい時期です。

成猫になると初対面の相手に警戒心を抱いて、なかなか相手を受け入れることが難しくなりますので、子猫の時にできる限り多くの猫やほかの動物と触れ合う時間を作ってあげてください。

この時期は、動物だけでなくできるだけ多くの人と触れ合うことも非常に重要です。

室内飼いの猫にとって家の中は安心安全な場所であり、大事な縄張りでもあります。

しかし、時には来客もありますし、家族が増えることもあるでしょう。

飼い主さんにとっては気を許せる相手でも、猫にとっては初対面の相手ですので「縄張りを荒らされるのではないか」と不安や恐怖を感じる可能性もあります。

そのようなストレスを極力避けるためにも、子猫の時に家族以外の人とたくさん触れ合うことで、人懐っこくフレンドリーな性格の猫になりやすいでしょう。

2.お手入れに慣れさせる

子猫の毛づくろいをする母猫

猫は、自分で毛づくろいをして体を綺麗に保つ動物ですが、もしも病気やケガをした場合、自分でお手入れすることが難しくなってしまいますよね。

その場合、飼い主さんが爪を切ってあげたりブラッシングをして、猫の代わりにお手入れをする必要があります。

そのためには、猫の体全体を触ることや爪切りに慣れておかなければいけません。

子猫のうちから、コミュニケーションの1つとしてお手入れを習慣化していると、大人になっても嫌がらずにお手入れをさせてくれるでしょう。

ただし、無理強いは絶対にNGです。

感受性が豊かな社会化期に怖い思いや嫌な経験をすると、嫌な印象がトラウマのように生涯残ってしまう可能性もありますので、猫のペースに合わせて焦らないことが肝心です。

3.生活音に慣れさせる

掃除機を覗き込む子猫

日々の生活の中で私たち人間はさまざまな音を耳にしますよね。

たとえば、インターホンや電話の着信音、掃除機やドライヤーの音など生活に欠かせない音でも、人間の4倍~5倍聴力が発達していると言われる猫にとっては不快に感じてしまうかもしれません。

猫が安心して暮らすためにも、子猫のうちにさまざまな生活音に慣れてもらう必要があります。

初めは小さい音を猫に聞かせて、徐々に慣らしていきましょう。

そうすることで、生活音にストレスを感じにくくなるのではないでしょうか。

まとめ

2匹の兄弟子猫

いかがでしたでしょうか。

今回は、将来の性格に影響する子猫の「社会化期」について、やっておきたいトレーニングと併せてご紹介いたしました。

子猫の「社会化期」に多くの体験をすることで、猫の社会性が身に付き様々な環境に順応しやすい猫へと成長していくでしょう。

生後2週間〜9週間の猫は警戒心がそこまで強くないので、大人になると受け入れるのが難しいほかの動物や人間からも多くのことを学ぶことができます。

とはいえ、猫も人間と同じように生まれ持った素質や性格、個性がありますので、それぞれの猫に合った「社会化期」を過ごすことが重要です。

猫が生涯幸せに暮らしていくためにも、飼い主さんが母親、兄弟の代わりとなり愛情をたっぷり注いで子猫の「社会化期」をサポートしてあげてくださいね。


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