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猫が私の命を救ってくれた!猫が飼い主の病気を察知できる理由とは



インターネットで検索すれば、猫が飼い主の命を助けたエピソードがたくさん見つかるはず。中でも少し前に起きた、男の子が犬に襲われているのを助けた猫の話は有名ですよね。



猫の五感は人間よりも数倍、いや数十倍優れています。そのため猫は地震を察知したり、中には人の死を予感することもあるといいます。



今回は、その中でも飼い主自身も気づかなかった病気を猫が察知してくれたという実話をご紹介しましょう。



 

■糖尿病の飼い主を助けたモンティとリリー




カナダで暮らす茶トラの猫、モンティは、ある朝飼い主の左手の指を噛んで飼い主を起こしました。



飼い主が痛みに目を覚まし、モンティに「痛いからやめて!」と追い払おうとしましたが、モンティはやめません。



モンティを追い払いつつ飼い主はめまいを感じ、ふらつきながら台所へ移動すると、モンティは素早く血糖値検査キットの横に座りました。飼い主さんは糖尿病を患っており、低血糖になると糖尿病性昏倒に陥ることをモンティは知っているようでした。



もしやと飼い主さんが検査キットを使ってみた結果、自分の血糖値が危険なほど低くなっているのがわかったそうです。



同様のことをメル・オーという名前の猫も行なっています。メル・オーの飼い主はやはり糖尿病を患っている9歳の男の子。



ある日、メル・オーは飼い主である9歳の少年が熟睡しているときに、少年の顔を前足でたたき、体の上に乗って少年を無理やり起こしました。



少年はとくに気分は悪くなかったものの、メル・オーの行動が気になり、試しに両親が少年の血糖値を測ったところ、やはり低すぎる危険な数値だったそうです。少年はメル・オーの起こされなかったら、糖尿病の発作を起こしていただろうといいます。



 

■てんかん発作を予言する猫、リリー




19歳のネイサンはてんかんの発作でたびたび危険な状態になったことがあります。飼い猫のリリーは、なぜかネイサンのてんかんの発作を起こす兆候を察知できるため、発作が起こりそうになると自宅の階段を駆け下りてネイサンの両親にニャーニャー鳴きながら訴えるのだとか。



最初は偶然かと思われましたが、何度もネイサンのてんかん発作をリリーが予言できたため、モンティ同様病気を察知できる猫として評判になったそうです。



この話は実話として世界的に評判になり、モンティはカナダの「ピュリナ・ホール・オブ・フェイム」(優秀なペットをたたえるイベント)で見事殿堂入りを果たしています。



 

■なぜ猫は飼い主の病気を察知できるのか?






犬は訓練するとがんの発見に役立てるという報告があります。猫もできると言われていますが、訓練が難しいために実験がうまくいかないとか。



しかし猫の縄張り内なら猫もリラックスして実力を発揮できるはず。実際にある飼い主さんは、愛猫が自分の左半身の前足でさわるという普段と違う行動をとったとき、念のために病院で診察をうけたところ肺がんが見つかったそうです。



このように、飼い主の病気を察知できる猫はいるようです。しかしなぜ察知できるのか?ある研究者によると、猫はその優れた嗅覚を使って血糖値の変化を感じたり、飼い主の脳波のパターンの変化に気づいたり、感染症や悪性腫瘍の発症による体温の上昇に敏感だからだと考えられています。



 

■最後に




猫のすごい才能。色々ありますがやはり一番すごいと思ったのは、「死を予測する猫、オスカー」でしょう。



オスカーは、2007年ロードアイランドにある認知症患者のためのスティアハウスという施設で、ほぼ100%の精度で100人もの患者の死を予測してきたとか。



このオスカー君はなぜ人生の終わりに近づいている人を感知できるのか?ある動物学者はこのオスカー君の行動に対して、



「人が死にかけると細胞がしばしば甘い香りのケトンという物質を放出する。」



ことを突き止めました。猫はとくに嗅覚が優れています。オスカーのこの行動は、人間にはとても感知できないレベルのフェロモンを突き止めたせいだと主張しています。



また、患者の尿中の特定の物質を検出する「オドリーダー」と呼ばれる機械は、猫と犬がガンによって放出される微量の物質を検出する能力にヒントを得て開発されたとか。



この「オドリーダー」のおかげでクリニックの簡単な検査で膀胱癌の早期発見が可能になったそうです。猫って凄い!愛猫を見る目が変わりそうですよね。
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