夏のバカンスや年始年末、猫と一緒に旅行する人もいるでしょう。愛する相棒との旅行はとても楽しいのではないでしょうか。
ペットと移動するときは車が便利。長い長距離ドライブで車中泊をすることもあるかも。しかし犬と違って、自分の縄張りから出るのが嫌いな猫。猫と一緒に車で移動する時には注意したいことがあります。
特に猫と車中泊するときは要注意。今回は猫と車で移動する時に気をつけることをご紹介します。
■エアコンは切らない
暑い夏の季節の移動は気温の変化に気をつけましょう。特に車での移動はエンジンを切っている間の温度変化が猫には負担になることあります。
暑い季節は車のエアコンを10分間切っただけで、車内の温度が30度になってしまうことがあります。夏は車内の熱中症が原因で乳児やペットが体調をくずすことがよくありますよね。
旅行中、トイレ休憩などで駐車場に車を止める時でも、エアコンは切らずに用事を済ませた方が良いでしょう。
■車内でもハーネスを
長いドライブの間、車の中で猫を自由にさせる飼い主さんもいるはずです。休憩中はキャリーバッグから猫を出してのびのびさせることはとても大切。
しかし猫は脱走するととてもつかまりにくいことを忘れてはいけません。いつもと違う空気、場所、匂いに興奮して猫が車から脱走してしまったら大変。
猫を車内に出す時でもハーネスをつけておきましょう。万が一のためにハーネスのリードは飼い主さんが持っているか、車内に固定して猫が逃げないように気をつけてください。
■キャリーバッグは必須
猫は好奇心旺盛です。車で移動するときは、ドアを開けた瞬間に飛び出してしまうことも考えられます。
キャリーバッグ、ケージは車中に置いておきましょう。猫壱のポータブルケージは車のシートにシートベルトで固定できます。仔猫なら3~4匹。大人の猫でも2匹は余裕で過ごせるゆったりサイズ。
フリースマットとケージ、キャリー、トイレをまとめて入れられる収納袋付きで、使わないときは小さく折りたたんで収納できます。
キャリーバッグ、ケージには猫のお気に入りのおもちゃや匂いがついた毛布などを持ち込み、旅行中でも猫が安心できる環境を整えてあげてください。
■猫が粗相した時用の掃除用具
猫は知らない場所に行くと興奮してマーキングすることがあります。猫が自分の存在を強調するオシッコの匂いはとても強烈ですよね。
猫がトイレで粗相することを予想して、消臭スプレーや掃除用具を一緒に持って行くといざという時に安心です。
■ペット用の酔い止めや薬を持参
人間と同様、動物も乗り物酔いをします。車で移動中、猫の様子がおかしい、というときは、あらかじめ動物病院で処方したもらった酔い止めを飲ませておくのも方法の1つ。
乗り物酔いの原因は移動中の騒音や車の匂い、緊張など原因は色々考えられます。市販されているフェリウェイという薬は猫をリラックスさせる効果があると謳われています。
猫が移動する時に体調が心配な場合は、獣医の先生に事前に相談してみるのも良いですね。
■休憩はこまめに、猫の健康管理が大切
車で移動する時、特に駐車中は車内に直射日光が当たらない場所に駐車するようにしましょう。またなるべく外の騒音がうるさくない場所で休憩することも大切です。
車の中で休憩する時は、意外に人の目が気になりますよね。ドアの隙間にタオルを挟んだり、窓に遮光シートを貼っておけば猫も落ち着いて休むことができます。
また、車中泊するときは健康管理も大切です。猫は用心深い動物なので、安全かわからない場所では飲食をしなくなることがあります。
いつも使っている食器を持参するなど、なるべく猫の食欲を低下させないようにすることも大切です。
■最後に
猫と一緒に移動する時。長距離ドライブをするときは、入念な準備と健康管理が大切です。旅行先で、動物病院の場所をあらかじめ確認しておくと、猫が具合が悪くなったときも安心。
そして猫と旅行するとき一番大切なのは猫を脱走させないことです。パニックになった猫は捕まえるのはとても大変です。
万が一の場合に備えて、迷子札やマイクロチップ、ハーネスの使用を忘れないでくださいね。