デブニャンの可愛さは破壊力抜群ですが、人間同様、猫の肥満もさまざまな病気(特に糖尿病、肝リピドーシス、下部尿路疾患、関節炎や皮膚病など)を引き起こす原因となります。
肥満の猫は理想体重を維持していた猫と比べると平均寿命が短い、という報告もあります。愛猫を長生きさせるために、猫の理想体重と、肥満猫でも喜んでダイエットする方法をご紹介します。
■どんな猫が肥満になりやすいの?
猫も肥満になりやすいのはやはり中高年の時期です。年齢でいうと5歳から11歳にかけて、猫はゆっくりと老化が進んでいきます。
猫も若い頃と同じ、高カロリーのフードをずっと食べ続けていると、肥満のリスクを高める原因となります。
また、猫は避妊、去勢すると、必要なエネルギー量が25~35%減少するといわれています。猫の肥満を予防するには、飼い主さんの食事管理が重要です。
中高年の猫、避妊、去勢した猫は飼い主さんが適正なフードをあげているつもりでも、カロリーオーバーになっていることがよくあります。
「フードを計らずにいつも目分量であげている。」「多頭飼いしているので、猫それぞれの食事の量が把握できていない。」「ねだられるとついついおやつをあげてしまう。」
これは愛猫にとっては命を縮める行為だと認識しましょう。その一口がデブの元。愛猫の肥満は飼い主さんの責任です。
■1日に必要なカロリーはどれくらい?
猫が1日に必要なカロリーはどれくらいか知っていますか?このカロリーを計算する方法はいろいろありますが、一番シンプルなのは、避妊・去勢をした猫で、室内で飼われている平均的な体重の猫(3~5kg)の成猫の場合は、
「体重1kgあたり、およそ55kcal」
が目安となっています。体重が3kg以下、あるいは活動量が多い猫の場合は「体重1kgあたり、およそ55~65kcal」、体重が5kg以上、あるいは活動量が少ない猫の場合は「体重1kgあたり、およそ45~55kcal」を目安にしてください。
愛猫の1日に必要なカロリーがわかったら、ダイエットさせる場合は、そこから30~40%摂取カロリーを減らすようにしましょう。
例えば、理想体重が5kgの猫が7kgも体重があった場合、必要なエネルギー量は5×55で275kcalですが、ダイエットが必要な場合は摂取カロリーを35%減らして179kcalとなります。
■猫の肥満を見分ける方法
現在、目の前にいる愛猫が太っているのか、痩せているのか推定するのが難しい場合があるでしょう。
猫の理想体重は、その猫が1歳から1歳半のときの体重が目安になるといわれています。しかしその時期の体重がわからない場合は、「ボディコンシャススコア」で推定すると良いでしょう。
これは猫の体系を横からと真上から見た形で肥満かどうかを推定する方法です。スコアによって、5段階のものと9段階に分けるものがあります。
この「ボディコンシャススコア」を参考にするとかなり詳しく猫の姿形が肥満かどうか特定できますが、パッと見て判断できる方法があります。
それは、愛猫を真上から見て、ウェストのラインがふっくらしていて、くびれがなかったら肥満のサイン。食生活と日常生活を見直した方が良いでしょう。
■愛猫を楽しくダイエットさせる方法
ダイエット歴=年齢のワタクシ。はっきり言って、食生活だけでは決してダイエットは成功しない、と断言できます。
食生活を我慢すると、いつか必ずリバウンドが起こります。また、中高年になると、代謝が落ちるので、せっかくカロリーを制限しているのに体重がなかなか落ちない、という結果になることも多いのです。
必ず成功するダイエット、それはやはり運動を取り入れること。
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この「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2」は、「スイッチを入れてほしいとせがまれる」
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夢中で羽を追いかけるので、運動量は抜群。ぜひ愛猫のダイエット対策として遊ばせてみてください。
■最後に
いかがですか。猫の肥満は寿命を縮めます。愛猫のために、ぜひダイエットを成功させてくださいね。