猫と暮らす場合、大きな問題となるのが愛猫のトイレ問題。家のどの場所に置くと良い?臭い対策にはどんなアイディアがあるの?
猫とトイレの関係や、トイレの砂や容器について飼い主として知りたいことがたくさんありますよね。飼い主さんが普段気にしている、具体的でちょっと突っ込んだ悩みについて、Q&Aを調べてみました。
■Q:2階建ての家の場合、両方の階に猫のトイレを用意した方が良いのでしょうか?
猫にとってトイレはとてもデリケートな場所。猫の縄張りの中で一番落ち着く場所に設置すると良いでしょう。2階建ての家の場合、スペースがあるなら両方の階に1台ずつ設置すると猫も便利だとは思いますが、各階に置かなくても問題はありません。
やはり猫のトイレはいつも猫がいることが多い階にあると便利。特に高齢の猫には階段はややきついかも。階段を登らずに済むように1階を猫のスペースにして、猫ベッドに近い場所にあると便利かも知れません。
■Q:猫の数の分だけトイレが必要と言われていますが、猫ごとに専用のトイレを覚えさせることはできるのでしょうか?
多頭飼いをしている時、猫のオシッコやウンチから猫の体調を調べようとしても、どの猫がしたかわからないのではないでしょうか。
できればそれぞれの猫に自分のトイレを覚えて欲しい、でも猫にそんなことはできるのでしょうか。
ある猫に詳しい獣医さんの意見によれば、猫それぞれに特定のトイレを覚えさせることはできないとか。もし特定のトイレにこだわるなら、それぞれの猫の縄張りを決め、住む場所や遊ぶ場所を限定してトイレも設置し、ほかの猫が使わないよう、隔離しなければなりません。
飼い主さんが心配なら、猫がトイレに入ったらすぐに掃除をして、こまめにチェックするしかないでしょう。
■Q:蓋のついたトイレやケージで囲ったトイレなどの方が猫は落ち着いてトイレが使える?
蓋つきのトイレはそれ自体が個室の感じがあります。トイレが置かれている場所に関係なく猫が落ち着いて用を足せるでしょう。
猫は排泄している時が一番無防備で敵に狙われやすい、という意識があるので、ケージなど、囲まれた空間の方が落ち着くようです。ただし、猫のトイレが置いてある場所が静かな環境であれば、蓋つきのトイレじゃなくても、ケージで囲わなくても、猫は落ち着いて用を足せるはずです。
■Q:オシッコをすると色が変わる猫砂ってあるの?
猫に多い病気が尿石症です。この尿石症の早期発見に役立つ猫砂として、猫がオシッコをすると色が変わってphが分かる砂があるそうです。
正常な猫のオシッコの尿phは弱酸性ですが、結石がある猫の尿はアルカリ性傾向が高まっていくそう。phで色が変わる猫砂を使用すれば、尿石症の早期発見に繋がりますよね。
■Q:シリカゲルの猫砂を猫が舐めて食べてしまいました。大丈夫でしょうか?
猫砂に使われるシリカゲルは舐めたり食べたりすると消化されずにウンチと一緒に排出されるそうです。
ただしシリカゲルは吸湿性に優れているため、大量に食べてしまうと猫が便秘になるかも知れません。
■高齢な猫のトイレ。歩くリハビリになるように遠くに置いた方が良い?それとも近くに置くべき?
高齢の猫の場合、トイレが近くにあったら嬉しいはず。しかし猫は習慣の動物です。長年愛用していた場所にそのままあったほうが安心するかも知れません。
神経質な猫の場合、トイレの場所を変えただけでウンチをしなくなった猫もいるとか。何かの理由でトイレの場所を変えるなら、猫が元気な間にトイレの場所は決めて置くと安心です。
■最後に
猫のトイレ問題。多頭飼いしている場合、猫によってトイレ砂が良いのか、シートにするのが良いのか、好みが別れる場合があります。
我が家の場合、愛猫カイトは猫砂派ですが、保護したおばあちゃん猫はシートが好み。まあ、どちらでも掃除するのは私ですが。
ちょっとトイレが汚れていると、すぐに不満そうに「ギャオギャオ」言いながら文句を言うカイトと、トイレが汚れていると、わざとなのか間違ってしまうのか、トイレじゃない場所でオシッコしてしまうおばあちゃん猫。
全くどうして猫はこんなに綺麗なトイレが好きなのか、本当に不思議ですよね。