「猫の手も借りたい」というのは、猫にも手伝ってほしい・・・
何かの役に立つかもしれない犬ではなく、人の為に働く気などない猫。猫の手のように役に立たないもの。
そんな猫の手でも借りたいくらい人手不足を意味します。いやいや、キャットシッターはるたは「猫の手」をしっかりお借りしていますよ。
お留守番している猫さんたちですが、実に様々な性格の持ち主がいます。
フレンドリィでお出迎えからお見送りまでフルコースで愛嬌をふりまくタイプもいれば、玄関から一歩も中に入れてくれないタイプ、臆病でまったく出てこないタイプもいます。
キジトラの小夜ちゃんは、とても臆病ですが遊び好きと聞いています。人はちょっと苦手だけど、猫は大好きとも。
猫にも猫好きと猫嫌いがあって、小夜ちゃんは猫は大丈夫。特にリクちゃんというオス猫が大好きなんだそうです。
何度かお世話に行っても小夜ちゃんは隅の方にいたり、隠れたりして出てきません。
キャットシッターの基本はいつも通りの生活のサポート、無理に探したり覗いたりはしないようにしています。
小夜ちゃんの他に4頭の猫たちが暮らしていますが、他の猫はおもちゃで遊んだり、マタタビにうっとりしたりとのんびりお留守番をしています。
そんなみんなの様子を物陰からじっと見ている小夜ちゃん・・・
出てくるタイミングをつかめないでいるだけなのかもしれません。
そこで、「猫の手」の登場です。そう、小夜ちゃんが大好きなリクちゃんを連れて小夜ちゃんが籠っているお部屋に入ってみました。
するとなんという事でしょう・・・
リクちゃんの姿を見るや否や「にゃにゃにゃーん♥」と出て来るではないですか!
わたしとの距離はそこそこに保ちつつもリクちゃんと頭ゴッチンしたり鼻チューの挨拶をしたり、籠って難しい顔をしていた小夜ちゃんとは別猫のようです。
おもちゃにじゃれたり、小夜ちゃん本来の姿を見せてくれます。
その後のお世話は、いつもリクちゃんに手伝ってもらいながら小夜ちゃんと遊んでいます。
因みにリクちゃんは他の猫にも人気です。外猫たちにもテラス越しに「ニャーニャー♥」とラブコールを送られています。
人も猫も誰にでも好かれるタイプがいるのかもしれませんね。
リクちゃんならどんな引き籠りの猫も連れ出してしまうかもしれません。
キャットシッターはるたで雇いたいくらいです。

