人間も猫も健康のもとは食事ですよね。昔は猫にご飯にかつお節をかけた「猫まんま」をあげていましたが、今ではそれはNGな食事。
猫のご飯は、必要な栄養素を全て配合された「総合栄養食」のキャットフードを与えるのがベストです。(手作りごはんをあげる場合は、栄養バランスを考えてあげましょう。)
アナタはキャットフードをあげる時、「目分量で適当に」あげていませんか?もしかして、そのあげ方では愛猫が肥満になってしまうかも?
猫の健康を守るために、キャットフードの正しい与え方を知っておきましょう。
■猫の1日の必要量をきちんと量ってあげよう
現代の猫ライフは完全室内飼いが主流です。ということは、飼い主さんがあげるご飯が愛猫のご飯の全て。
最近は猫の肥満も増加傾向にあります。可愛い愛猫に、ついついご飯を与えすぎる飼い主さんは多いようですね。
しかし肥満は多くの病気の要因となります。愛猫には1日の必要量をきちんと量ってあげましょう。
環境省が公開している「ペットフードガイドライン」によると、平均的な成猫4kgの猫が1日に必要なカロリー量の目安は、
・活発な猫:320kcal
・活発でない猫:280kcal
となっています。フードのパッケージに書かれた表示を参考にして、猫のご飯は毎回きちんと量ってあげるようにしてください。
ちなみに200ccのカップ1杯はおよそ75gです。
■猫のご飯は時間や回数を決めておこう
猫は好きな時に好きなだけご飯を食べたい動物です。1日1回はちょっとかわいそう。少なくても1日2~3回に分けて与えてあげましょう。
肥満気味の猫は特に、1回の量を少なくして回数を多めにあげる「ちょこちょこ食べ」が効果的です。
しかし衛生面で、猫のご飯を「出しっ放し」にするのは心配ですよね。目安として、ウェットフードなら20分を目安に下げるようにすると安心です。ドライフードの場合は丸1日経ったら捨ててしまった方が良いでしょう。
■人間のご飯は与えない
可愛い愛猫におねだりされると、ついつい自分のご飯をおすそ分けしたくなりますが、基本的にそれはNGです。
猫のおやつやキャットフード以外の食べ物は与えないようにしてください。人間の食べ物の中には、猫に与えると危険な食べ物もあります。知らずに与えて、急性中毒を起こして死んでしまった例もありますから、必ず「猫用」のフードを与えることが大切です。
また、猫のおやつは「1日のカロリーの10%以内」が基本。おやつをあげたら、その分の主食のカロリーを減らすようにしてくださいね。
■猫が食べやすい環境を作ろう
猫は割と神経質な動物です。トイレの近くや騒がしい場所ではご飯を食べないことがあります。器も前のご飯の食べ残しや匂いがつきやすいプラスチックの器は衛生的にオススメできません。
猫のひげが当たらない大きさや、食べやすい高さのついた器なら、猫も食べやすく、満足してくれるはず。
猫壱のハッピーダイニングシリーズは、猫にも食べやすい高さ付き。そして食洗機でも電子レンジでも対応できる陶器製です。
お揃いのウォーターボウルとぜひペアで使ってみてください。
■キャットフードの正しい保存方法
キャットフードは、購入後の保存方法が悪いと、たとえ賞味期限内でもフードが痛んでしまうことがあります。正しい保存方法で、フードの品質を保ちましょう。
開封前のフードは湿度や温度が低く、直射日光が当たらない場所で保管することが鉄則。そしてドライフードは開封したら、「1ヶ月で使い切る」ようにしてください。冷蔵庫で保存するのはNG。
開封したキャットフードは、密閉容器に入れたり、袋を大きめのクリップで閉じて、湿度や温度が低く、直射日光が当たらない場所で保管することが大切です。
■最後に
猫の健康のためには、キャットフードの品質はもちろんですが、「与え方」も大切です。よく飼い主さんが迷いがちなのが、
「プレミアムフード」とうたっている商品の方がいいの?」
ということ。フードのパッケージによく書かれている名称ですが、このプレミアムフードには明確な定義はありません。
プレミアムフード=良質なフードというわけではありません。健康な猫のキャットフードを選ぶときは、「原材料」と「愛猫にあった年齢」をチェックして選んでくださいね。