愛猫の健康管理、あなたはどうしていますか?私の友人は万が一の地震や災害時に猫と離れて避難することを想定して、「猫の健康手帳」を作成。
猫の名前、体重、特徴、好きなフードの名前とホームドクターの連絡先、好きな遊びや癖などを細かく書いて保管しています。
これぐらいやっておけば安心、と猫のフードやトイレ砂の備蓄も万全。猫にとっては頼もしい飼い主さんと言えますよね。
こういった備えは確かに大切ですが、愛猫の異変にいち早く気づくには日頃から猫の体をチェックしておくことも大切です。
今回は、意外とチェックし忘れがちな猫の耳と皮膚、足先の健康チェック方法をご紹介します。
■猫の耳をチェックする方法
触るととても嫌がるのが猫の耳。聴覚が視覚よりも優れている猫にとって、耳はとても大切な情報器官。
そんな猫の耳をチェックする時は、耳の中と耳の後ろを見るのがポイント。耳の先端を優しくつまんで穴が見えるように耳をめくって見ると見やすいでしょう。
猫の耳を見るときのポイントは、
・耳の後ろが赤くないか:紫外線で赤くなる「日光過敏症」の可能性があります
・耳の後ろの脱毛:爪で引っ掻いて脱毛すると外耳炎の可能性があります
・耳の中が白や黄色っぽくなっていないか:白色だと貧血、黄色は肝臓の病気の可能性があります
・黒やこげ茶の耳垢が大量にでていないか:耳ダニなどの可能性があります
■猫の皮膚をチェックする方法
猫の皮膚をチェックする時は、まず背中の皮膚をつまんでください。すぐに戻らない時は脱水の可能性があります。それ以外は指で猫の毛をかき分けて皮膚を見てください。
チェックするポイントは
・脱毛していないか:過剰な毛づくろいによる脱毛はストレスの可能性があります
・フケが多くないか:大量のフケは病気のサインの可能性があります
・ノミ、ダニがいないか
・できものがないか:皮膚病や腫瘍のの可能性があります
■猫の足先をチェックする方法
猫は耳よりも足先を触られる方が嫌がるかも。スキンシップの延長でさりげなくチェックしてみましょう。チェックポイントは
・爪が巻いていないか:高齢な猫は巻き爪になりやすくなります
・肉球が変形していないか:形質細胞性足皮膚炎の可能性があります
この辺りをチェックしてみてください。
いかがですか。耳、皮膚、足先の健康管理。特に耳の場合は健康な猫でも耳垢が出る猫はいます。普段の耳垢の様子を知っていれば、異変に気がつきやすいでしょう。猫にとって耳はとても大切です。いつもと違う色の耳垢が出たら、獣医師に相談してみてくださいね。