これはダメ!とわかっていても、愛猫のおねだりについつい負けてちょっとだけ与えてしまった。。。
でもこれって大丈夫なの?と後から不安になった経験のある飼い主さんは多いのでは?(実は私も)
これは大丈夫!と思っているものが、意外にNGな場合もあります。今回は、つい猫に与えてしまいがちな人間の食べ物について調べてみました。
■ヨーグルトドリンク
「ヨーグルトは腸に良い、と聞いて愛飲しています。人に良いのだから猫に与えても良いのでは?」
確かにヨーグルトには整腸作用があります。便秘した猫に無糖のヨーグルトを小さじ2杯ぐらいを水に混ぜて与えるのはそれほどNGではないとか。ただしドリンクタイプで砂糖が加えられているヨーグルトを与えるのは控えてください。
■ツナ缶
「元野良猫の我が家のチビ。どうやらツナ缶をもらっていたようで、人間の食事用にツナ缶を開けると飛んできます。」
なるほど。ツナ缶、これはちょっとだけ与えてしまいがちな食べ物ですよね。しかしご存知の通り、人の缶詰には塩分や油分などが加工されています。
ウェットフードを好む猫は多いので、猫用の缶詰をあげるようにしてください。
■温かいおにぎり

「白米は食べませんが、なぜか温かいおにぎりに海苔を巻いているとダッシュでやってきておねだりします。」
猫は完全肉食動物。しかしなぜか海苔やご飯に興味を示す猫は多いようです。猫が欲しがる場合、おにぎりは塩分があるので、普通のご飯を数粒程度なら問題はありませんが、海苔はミネラルが多いので与えない方が安心です。
■かつお節
「テーブルに置いたほうれん草のおひたしの上に乗っていたかつお節。あまりにも欲しがるので与えてしまいました。でもこれは大丈夫ですよね?」
猫にかつお節、という言葉もあるくらいですから、猫に与えても大丈夫だと思いがちな食べ物がこちら。
確かに健康な猫ならちょっとだけならそれほど問題はありません。しかし与えすぎは厳禁。ミネラルが豊富なので、摂りすぎると結石の原因になります。
泌尿器系の病気になった経験のある猫には絶対にNG。与えるなら「猫用のかつお節」を週にひとつまみ程度が安心です。
いかがですか。思いがけない変なモノを好む猫は案外います。この他にも「バター」「バナナ」「さつまいも」などをおねだりする猫もいました。
意外だったのが、「アジの干物をあげたら下痢をした」という意見。魚好きの猫でも、食べ慣れないものを食べると下痢や嘔吐をすることもあるとか。特に干物は魚でも塩分が多いのでNGな食べ物です。
魚類はキャットフードの成分でもよく使われていますが、猫は元々は肉食動物。魚を食べる猫は世界的に見ても日本の猫ぐらい。とても珍しいそうですよ。