動物は人の言葉が理解できるのか?動物好きなら誰でも興味を持つトピックですが、実際に調査、研究を行った慶応擬似塾大学文学部人間関係学系教授の渡辺茂先生によると、なんと
「文鳥は英語と中国語を聞き分けることができる」
ことがわかったそうです。犬や猫が単語を200語わかるだけでも素晴らしいですが、鳥も相当賢いようですね。
ペットは実は私たちの言語をかなり理解しているのかも知れません。今回は、猫に飼い主の言葉をうまく伝えるための3つのポイントをご紹介しましょう。
■話しかけたらスキンシップが大切
言葉は人間同士なら欠かせないコミュニケーションツールですが、動物には身振りや手ぶり、スキンシップも交えて話しかけることが大切です。
例えば「大好きだよ」と言葉をかけるだけでなく、話しかけながら猫が喜ぶ顎の下を撫でてあげる、または「ダメ!」と注意した時に猫が行動をすぐに改めたら、すかさずご褒美をあげると猫はこちらの意図を理解しやすくなります。
猫には「言葉」の他に「仕草」や「スキンシップ」もとても重要なポイントです。
■言葉のイントネーションを大切にしよう
愛猫に真剣に気持ちを伝えたいなら、言葉のイントネーションを大切にしてください。猫はやや高めの声が好きです。
赤ちゃんに話しかけるような口調で猫に話しかけるとご機嫌になるかも。猫は大きな音が苦手なので、太くて大きな声は出さないように気をつけてください。
褒める時は高めの声で、叱る時は短くはっきりとした発音で声をかけてください。メリハリがある方が猫も覚えやすいはずです。
■どんどん話しかけましょう

最初は猫は話しかけてもあまり反応してくれないかも知れません。しかし猫は賢い動物ですから、飼い主が一生懸命話しかけるとその「音」に興味を持ってくれるはず。
毎日毎日繰り返し聞いていれば、猫もだんだん言葉の意味がわかるようになるはずです。そして猫は褒め言葉としつけ言葉ではしつけ言葉の方が理解しやすいそうです。
それはしつけの言葉は大体世界共通。センテンスが短くて語尾が下がります。覚えやすいです。これは人間の子供も同様かも知れませんね。
いかがですか。いつか猫とペラペラ話せるようになるかも…は微妙ですが、意思の疎通は今でも充分取れるようになるはず。
しかしいくら猫が「ダメ!」という言葉を覚えたとしても、習性による行為はやめさせるのが難しいそうです。
飼い主さんが叱っても、本能からくる行動は自然と繰り返すことになるでしょう。その場合は猫を変えようとするのではなく、人間側がなんらかの対策を立てた方が解決が早いはずです。
どちらかというと、人間が「猫語」を理解する方が早いかも知れませんね。